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【記者:井上加恵】
4月2日(ブルームバーグ):トヨタ自動車は今年中の稼働をめどに、サトウキビなど植物を原料とするバイオプラスチックの実証プラント(生産量・年間1000トン)を、広瀬工場(愛知県豊田市)に設立する。同社のバイオ緑化事業の築島幸三郎部長がこのほどブルームバーグ・ニュースの取材に対し、明らかにした。バイオプラスチックの年間売上高は2020までに約4兆円を目指すとしている。また、07年までに新たに年間5万トンの工場を追加で設立するとしている。
トヨタはすでに、ガソリンエンジンと電気モーターを併用するハイブリッド車「プリウス」と小型車「ラウム」のフロアマットとスペアタイヤカバーにバイオプラスチックを採用している。同社は国産車のリサイクル比率を現在の約83%から2006年までに88%に引き上げる計画。
築島部長は「環境を考えなければ、ビジネスは成立しない」とし、「トヨタのバイオプラスチックの利用を希望している企業はソニーや資生堂などたくさんある。バイオプラスチック事業は伸びる環境にある」と述べた。すでに、大手スーパーマーケットやスポーツ機器メーカーなど60社以上から購入について打診があり、話し合いを進めているという。米ダウ ケミカルの一部門で、世界唯一のバイオプラスチックメーカーであるカーギル・ポリマーズに対抗する性能があるとしている。
東京三菱投信投資顧問株式会社運用部の稲村良夫氏は「バイオプラスチックの事業がより確立されれば、トヨタの競争力が高まり、本業への大きな貢献にもつながる」と述べた。
トヨタ自動車の株価は前日比70円(1.9%)高の3810円(午後1時9分現在)。
原題:Toyota Sees 4 Tln Yen in Sales From Sugarcane-Based Plastics
更新日時 : 2004/04/02 13:13 JST
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=aLjVQIaM3nE8&refer=jp_japan