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【記者:Danielle Sessa】
3月29日(ブルームバーグ):1−3月期の米株式相場は、下落する展開となっている。期待外れの米雇用の伸びが景気拡大の鈍化を示唆しているとの懸念が広がり、昨年3月から続いていた上昇基調が息切れした。
米国内外でのテロの懸念も消費者信頼感や消費者支出に悪影響を与えており、株式相場の下げを増幅させた。2003年は高い上昇率となったアルミメーカーのアルコアなどの素材関連銘柄や、半導体最大手インテルなどのハイテク関連銘柄が下落を主導した。
メロン・プライベート・ウェルス・マネジメントの投資戦略ディレクター、クリストファー・シェルドン氏は、「昨年の株高以降、リスクへの関心が非常に低くなっていた」とし、投資家らは今になって「景気拡大の持続性について疑問を持ち始めている」と述べている。
バークレイズ・グローバル・インベスターズ(サンフランシスコ)で投資対象の業界選別の責任者を務めるデビッド・ピアザ氏など一部の投資家は、原油価格の上昇と消費者信頼感の悪化が、企業利益拡大をさらに妨げる可能性があると話している。
ピアザ氏は、「雇用市場の低迷と原油高に反応して、既に消費者信頼感は揺らいでいる。さらにテロへの懸念は、今また前面に出てきている」と語る。バークレイズ・グローバルの運用資産は1兆1000億ドル。
メロンのシェルドン氏は、「米株式相場が上昇する唯一の希望は、企業利益の伸びが力強く続くことだ。われわれは2004年が企業利益から見て良い年になるとみている」と述べた。同氏はS&P500種株価指数がことし 10%上昇すると予想している。
原題:U.S. Stocks Drop in Quarter, Led by Producers of Raw Materials (抜粋)
更新日時 : 2004/03/29 15:29 JST
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=aMfDD1hCeMhQ&refer=jp_top_world_news