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【記者:George Stein】
3月29日(ブルームバーグ):時価総額では最大手の金融サービス企業の10分の1にも満たないリーマン・ブラザーズ・ホールディングスとベアー・スターンズだが、両社が先ごろ発表した四半期決算は、株主にとって会社の規模はさほど重要ではないことを示すものとなった。
2000年に入ってネットバブルがはじけて以来、リーマンとベアー・スターンズの株価はほぼ2倍の上昇となっており、米金融業界の上位に位置するシティグループ、モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス・グループなどの各社を上回っている。リーマンとベアー・スターンズはまた、増益率の面でも、多くの同業他社をしのいでいる。
ウェルズ・ファーゴ(サンフランシスコ)で1240億ドル(約13兆円)の運用に携わるマイケル・ステッド氏は、「大企業ほどいい仕事をするかというと、必ずしもそうではない」と述べ、「事業の規模とコストを即応力と機動性との比較で考慮することが必要だ」と指摘した。同氏が運用する資産には、リーマンやモルガン・スタンレー、ゴールドマン、シティグループ、メリルリンチの株式が含まれている。
株式時価総額でみると、リーマンは230億ドル、ベアー・スターンズは 120億ドルの規模で、最大手のシティグループ(2590億ドル)を大きく下回る。モルガン・スタンレー(630億ドル)やゴールドマン(530億ドル)、メリルリンチ(580億ドル)と比べても半分に満たない。
リーマンが3月16日に発表した12−2月期決算は2倍を超える増益となり、23日発表のゴールドマン・サックスの増益率(95%)を上回った。ベアー・スターンズの増益率は32%と、同2位のモルガン・スタンレーの 35%増益にほとんど引けを取らない伸びだった。
以下の表は、ドルをベースにした2000年初め以来の株価の変動と年率換算での増益率を示したもの。
株価の上昇・下落率 増・減益率(年率換算)
ベアー・スターンズ 100% 15%
リーマン・ブラザーズ 97% 11%
UBS 63% 3%
バンク・オブ・アメリカ 60% 8%
メリルリンチ 43% 10%
シティグループ 29% 12%
ゴールドマン・サックス 10% 2.6%
J.P.モルガン -20% -2.7%
モルガン・スタンレー -21% -5.7%
クレディ・スイス -32% 8.2%
(出典:ブルームバーグが各社資料を基にまとめたもの)
原題:Lehman, Bear Shares, Profits Top Goldman, Morgan Since 2000 (抜粋)
更新日時 : 2004/03/29 14:08 JST
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=aQLaluR3Vjps&refer=jp_top_world_news