現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産34 > 536.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
世界の株高、1−3月期に息切れ−米雇用情勢やテロ懸念が足かせに [ブルームバーグ]
【記者:David Wilson】 3月26日(ブルームバーグ):過去1年にわたる世界的な株高は、ことし第1四半期(1−3月)に息切れした。米国の雇用の伸び悩みや、マドリードでの列車爆破テロ事件でテロへの懸念が再燃したことが背景だ。米国の景気や企業収益に対する楽観論は行き過ぎだとの懸念も広がっており、昨年最も値上がりしたハイテク株や下期に好調だった資源株の下げが目立つ。
J.P.モルガン・プライベート・バンクの株式ストラテジスト、クリストファー・ウォルフ氏は、「株式相場には依然として、これから年末までに相当大きなリスク要因がある。鍵は雇用の伸びだ」とみる。
モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)の世界指数も失速しそうだ。2月までは11カ月連続高と、過去18年間で最長の上昇局面を演じたが、3月は25日終値で前月比2.7%安と振るわない。MSCIの新興市場株や小型株の指数も11カ月続いた上昇に歯止めがかかりそうで、MSCI新興市場指数は3%、MSCI世界小型株指数は1.9%、それぞれ下落した。
四半期騰落率
MSCI世界指数は昨年の安値をつけた3月12日からことし2月末までに 50%上昇し、新興市場指数も同期間に77%値上がりした。ただ3月初めからの下落を受け、第1四半期(1−3月)の騰落率でみると、世界指数はプラス0.3%と低調。新興市場指数はプラス4.6%、小型株指数はプラス4.3%。
第1四半期の株式相場を国別でみると、米国のS&P500種株価指数は 0.3%安、ダウ工業株30種平均は2.3%安、ナスダック(店頭市場)総合株価指数は1.8%安。欧州では、ダウ欧州50種株価指数が0.6%安、ダウ・ユーロ50 種株価指数が0.3%安。ドイツのDAX指数は3.9%安と、西欧の国別指数では最大の下げ。仏CAC40指数は0.4%高、英FT100種指数は2.3%安。
一方、アジア株は上昇基調が続いており、日経平均株価は8%高、TOPIXは11%高。景気回復観測を受け、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は24日、日本の格付け見通しを上方修正した。中国株とマレーシア株もアジア株のけん引役で、上海総合指数は16%高、クアラルンプール総合指数は12%高。
また、5月1日に欧州連合(EU)加盟を控えたチェコやハンガリー、ポーランドなど東欧諸国の株式も好調で、MSCIの地域指数は19%上昇した。中南米株はまちまちで、メキシコやアルゼンチン、コロンビア、ペルー、ベネズエラが15%余りの値上がりを演じた一方、域内最大の株式市場を持つブラジルでは、ボベスパ指数が昨年の急騰の反動から5.6%下落している。
原題:Global Stock Rally Falters on U.S. Jobs Figures, Terrorist Acts(抜粋)
更新日時 : 2004/03/26 15:46 JST
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=ahuc8_wgcIyw&refer=jp_top_world_news