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商工中金が25日発表した中小企業設備投資動向調査(2月調査)で、2003年度の中小企業の設備投資実績見込みが2000年度以来、対前年度で3年ぶりに増加に転じたことが明らかになった。企業収益の好転などを背景に、前年度比10.1%増となる見込み。8月調査時点の修正計画の同4.2%減から大幅な上方修正となった。商工中金では「96年の調査開始以来、最大の改善幅」(調査部)としている。
業種別では製造業が3年ぶりに増加し、同13.0%増と2ケタの伸びを示した。8月調査時点でも同4.7%増と対前年度で3年ぶりの増加となっていたが、上方修正された。非製造業も8月調査時点の同10.0%減から同8.1%増に上方修正された。非製造業で対前年度で増加に転じるのは2年ぶり。商工中金では「製造業を中心に回復していた設備投資意欲が景況感や経営環境の改善に伴い非製造業まで広がりつつある」(同)としている。〔NQN〕 (15:33)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/index20040325AT3L2504S25032004.html