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2002年度の経常損益は、自治体病院など公立で62.5%が赤字、医療法人など民間(日赤、済生会など公的含む)は68.9%が黒字だったことが、日本経済新聞社が全国の主要病院長を対象に行ったアンケート調査で分かった。医療活動による収入は、前年度から公立で一病院平均約3700万円減少したが、民間・公的は同約2500万円増加。診療報酬の伸び率が抑えられる厳しい経営環境の中、対照的な結果となった。
財務状況をテーマにした今回の調査は、全国のベッド数200以上の1974病院を対象に今年1月中旬から2月中旬にかけて実施。回答した459病院(有効回答率23.3%)のうち、公立191病院、民間223病院の計414病院について集計した。02年度の公立の医業収支は一病院平均約7億4700万円の赤字。自治体からの補助金がなくても黒字を維持できる病院は13.0%にとどまった。一方、民間で医業収支が赤字になったのは27.9%で、一病院平均約1億1000万円の黒字。 (07:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20040322AT3K2102A21032004.html