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消費者金融再編…外資も虎視、乱戦幕開け
高収益にメガンバンクなりふり構わず
三菱東京フィナンシャル・グループ(FG)が消費者金融2位のアコムを傘下に収めた理由は、その高い収益力だった。欧米型総合金融業に向け、他のメガバンクもノンバンクの囲い込みを加速させるとみられるが、米系大手銀や投資ファンドなど外資も黙っておらず、内外入り乱れた業界再編劇に発展しそうだ。
【株価に反応】
三菱東京FGがアコムを取り込む−。この情報に市場は敏感に反応。18日の東京株式市場では、三菱東京FG株が昨年来高値を付け、アコムもストップ高になった。
市場では、他の銀行もノンバンクの囲い込みに本腰を入れるとの思惑が広がり、UFJホールディングスが昨年来高値まで上伸し、三井住友フィナンシャルグループも上場来高値となった。
ノンバンクにも買いが集まり、プロミスなどが軒並み上げた。
【利害一致】
外資系証券のアナリストは傘下劇を解説する。
「銀行がノンバンクをほしがるのは簡単な理由ですよ。傘下に取り込めば、収益を押し上げられるし、ノンバンクは銀行と手を組めば、景気回復に伴い、将来的に金利が上昇しても、資金調達しやすくなる」
要するに双方の利害が一致した結果だった。
【みずほ衝撃】
このタッグに衝撃を受けたのが、みずほなど他のメガバンクだった。
金融の最先端を行く欧米では、シティグループをはじめ、銀行やノンバンク、証券などを含めた総合的な金融グループが存在するが、日本はいまだ発展途上にある。
高収益力があってもノンバンクと積極的に手を組むのに難色を示し、遅れてきたのが背景だ。
【モビットなど】
その雰囲気を一掃した三菱東京の決断を受け、メガバンクのノンバンク囲い込み合戦に拍車がかかるのは明らか。外資も豊富な資金力で本腰を入れるのは必至である。
国内では、アイフルが住友信託銀行と共同出資し、事業者向けローンの「ビジネクスト」社を展開し、プロミスはUFJ銀行と手を結んだ消費者金融会社「モビット」を展開している。
三洋信販も三井住友銀行とタッグを組み、消費者金融会社「アットローン」で顧客獲得の拡大を目指している。
【外資も参入】
米シティグループ傘下のCFJは「アイク」でシェアを伸ばし、米ゼネラル・エレクトリック(GE)のノンバンク部門傘下、GEコンシューマー・ファイナンスは「レイク」で猛追している。
CFJは資金力が豊富なシティグループをバックにしているだけに、「合併・買収には非常に前向き。いい案件があれば積極的に買収していくだろう」(金融アナリスト)との見方は強い。
これに加え、米投資ファンドや英銀行など、欧米の金融機関が日本のノンバンクをすでにリストアップ、「買収条件の洗い出しを進めている」(同)との観測もある。
銀行と提携関係がなく、消費者金融業界首位・武富士の動向にも注目が集まるなか、日米欧入り乱れての争奪戦と、銀行、ノンバンクの融合はますます加速しそうだ。
ZAKZAK 2004/03/19
http://www.zakzak.co.jp/top/top0319_1_18.html
三菱東京FG、アコムを傘下に(日経ネット)
http://www.asyura2.com/0403/hasan34/msg/350.html