【記者：Thomas R. Keene】　　３月17日（ブルームバーグ）：米国では、失業手当の受給期間中に新たな職が見つからず、手当をすべて受給し尽くしてしまう失業者の割合が、失業手当の給付制度が始まった1930年代以来の高水準に近づいている。

　　いわゆる「消化率」と呼ばれるこの割合は、昨年８月に43.8％のピークを記録。ことし１月は43.0％だった。 {EXHTRATE Index DES }

　　米議会予算局（ＣＢＯ）が今月公表した資料によると、消化率の高さが反映しているのは「主にぜい弱な雇用情勢」であり、失業者の仕事探しの怠慢さではないと説明している。

　　きょうのチャート {97 } は、消化率の過去30年間の推移。1999年５月の31％（緑の長方形）から1999年８月の43.8％（緑の円）まで率にして41％上昇した。同様の上昇は1980年代や1990年代にもみられた（黄色と赤色の円）。

　　ＣＢＯの資料によると、失業前の家計所得は年間平均５万7120ドル（約610 万円）。失業後は失業手当を含め、同３万4320ドルだった。 http://www.cbo.gov/showdoc.cfm?index=5144 &sequence=0

　　資料はさらに、1990年代後半の失業者との違いとして、最近の失業者は「手当の受給終了後３カ月以内に職場に復帰する可能性が低くなった」ほか、手当を受給しなかった場合の失業期間も長くなったとしている。

原題：U.S. Jobless Benefits Run Out at Near 1930s Rate: Chart of Day

（抜粋）

参考画面：円相場に関する情報(自動更新) {CNP 16557761308 } 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先：東京　柴田 広基 Hiroki Shibata （81）(3) 3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor：Kakuta 記事に関する記者への問い合わせ先：ニューヨーク Thomas R. Keene (1) (212) 617-6411 or tkeene@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先： Joe Winski (1) (202) 624-1933 jwinski@bloomberg.net

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#<656898.677528># -0- (JBN) Mar/18/2004 6:13 GMT

更新日時　: 2004/03/18 15:13 JST

http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=a5PuKjpvgylA&refer=jp_regions

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