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フランスのラファラン首相は16日、欧州製薬大手アベンティスに対する仏サノフィ・サンテラボの株式公開買い付け(TOB)を巡る動きが「国家利益を損なわないよう注視している」と述べた。アベンティスの拒否によりTOBが進まず、スイスのノバルティスが買収に動き出す可能性が高まっていることに懸念を表明した。
仏政府はこれまでサノフィによるTOB計画に好意的な姿勢を見せながらも、最終的には企業の判断を尊重するとしていた。首相はアベンティスが持つ世界有数のワクチン部門は細菌兵器など「バイオテロを防ぐうえで特に重要だ」と述べ、仏以外の企業に買収されれば安全保障上も問題があるとの見方を示した。
アベンティスは独仏企業の合併で誕生、本社は仏ストラスブールにある。ラファラン首相は「仏独の良好な関係の上に成り立ち、欧州に深く根差した巨大製薬企業を作ることは仏の国家戦略に合致する」と指摘した。 (15:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20040317AT2M1700117032004.html