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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成16年(2004年)3月17日(水曜日)
通巻788号
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中国の新興企業に「禿げ鷹ファンド」が照準
ボロ儲け「STRIP」へは老舗カーライル・グループが
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新生銀行で2200億円を手にしたのは米国の禿げ鷹ファンドの代表「リップルウッド」である。
投資グループで名門老舗は”カーライル・グループ”といって、歴代政権の高官がずらりと顧問格に並ぶばかりか、実質上の役員をしている。
そのカーライル・グループが中国で照準をあてたのは[CTRIP」。この新興産業、じつはウッブ上での旅行代理店で急速に売り上げを伸ばしている。「HIS」と「eトレード証券」を掛け合わせたような会社である。
大手投資銀行のゴールドマンサックス証券はSMIC(半導体メーカー)と平安保険に投資した。
このSMICは17億ドルの私募債を募る。ゴールドマンサックスのほかにモトローラも出資する。
平安保険は中国人寿につぐ生命保険第二位の生命保険だが、ここにもゴールドマンサックスのほかにHSBC、モルガンスタンレー証券も出資を決めた模様。
かくして昨年だけでも中国における私募債市場は15億ドルに急拡大、ことしはまだ第一四半期だけで前年度のペースをはやくも凌駕している。
米国帰りの新世代中国人のマーケット・テクニシャンと外国企業で働いたベテランの中国人が、勿論これらファンドの中国におけるマネージャーである。
ベンチャー企業家の多くは、一日も早く上場して創業者利益を確保し、さらに高値で投資家に会社ごと売り抜ける。
自分でつくった会社への愛着がないあたり、禿げ鷹ファンドに自ら近づくノウハウなど、チャイナ・ドリームの錬金術もまたドライな米国流儀である。
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