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外国通信社のロイターは12日、総裁就任から1年を迎える日本銀行の福井俊彦総裁の政策手腕についてのアンケート調査結果を発表した。国内外のアナリストなど市場関係者を対象にした調査で、福井総裁の業績を「評価できる」としたのは、海外では88%に達した一方、国内は58%にとどまり、内外の“評価格差”が大きい結果となった。
評価理由をみると、海外の市場関係者は「政策を素早く決断しており、財務省との関係も良好」としているのに対し、国内からは、相次ぐ当座預金残高の目標引き上げを「筋の通らない金融緩和に堕落してしまった」と政策の実効性を疑問視する声も上がっていた。
(2004/3/13/01:27 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20040312i315.htm