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増田俊男の愉快な暴言(2004年3月9日)
政府・日銀の嘘と小泉先生のトンチンカン!
本年1月20日の日銀金融政策決定会合の後、福井総裁は追加金融緩和を発表した。
この発表については、福井総裁が「日本経済は回復基調にある」と公式見解を述べた直後の措置だけに内外に波紋を呼んだ。
追加金融など、市場も経済界も全く期待していなかったからである。「来るG7向けのジェスチャーでは?」などと、意味不明確な憶測まで飛んだ。
3月に入ると私の予想通り、ドル・円相場は112円台にドルが急騰してきたが、そのさなかに政府・日銀は1兆円もの円売り介入をした。
円が急騰しているとき円売り介入をするなら分かるが、円が急落しているときに大規模介入をするとはどう考えても異常と言わざるを得ない。
とにかく、福井総裁就任以来の行動とその説明はことごとく理解できないのである。
ブッシュのイラク攻撃と同じく訳のわからないことをして、訳のわからない理由を言うときは必ず「言うにいえない」理由があるもの。
勿論ブッシュのイラク攻撃はドル防衛と中東原油支配だが、日銀の行動の真の目的は何だったのだろうか。
その答えは最近副総裁が「世界一優秀な中央銀行総裁」としてアメリカのマスコミ界でもてはやされていることと、グリーンスパン(FRB議長)が3月の日銀介入をあからさまに非難したことで分かる。
福井総裁が優秀だというのは、自国日本のことを忘れ、一心不乱にアメリカの赤字解消のための金融政策に邁進していることさしている。金融緩和も円高阻止介入も真意は赤字に苦しむアメリカへの資金援助でしかない。
またグリーンスパンの苦情は日本の介入がユーロを押し上げる結果になりだしたからである。
せっかく来年の利上げを匂わせてヨーロッパへ逃避した資金の帰還を狙っているに、日銀の介入で日本資金がヨーロッパに流れたのでは何時までたっても目的が達成できない。
グリーンスパンが「余計なことをするな」と怒るのは当然である。
8日から小泉首相みずから出演の"Invest in Japan!"のTVコマーシャルが全米で始まる。
今アメリカがドル安からドル高へ政策変更して世界から資金集めをはじめようとしている矢先で、「日本以外に投資するところがありますか」と下手な英語で叫ぶとは。
なんの思慮も無くアメリカのイラク侵略に追従した小泉さんとは思えませんね。