現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産34 > 167.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
[ブエノスアイレス/ワシントン 9日 ロイター] アルゼンチンの国際通貨基金(IMF)に対する債務31億ドルの返済期限が9日2200GMT(日本時間10日午前7時)に迫っている問題で、アルゼンチンとIMFが、ぎりぎりの調整を続けている。
アナリストの間では、近く交渉がまとまり、アルゼンチンが債務不履行(デフォルト)に陥ったとしても、その後短期間で返済が完了するとの見方が多い。
返済が遅れた場合、IMFに対する過去6カ月で2度目のデフォルトとなり、2002年1月の国債デフォルト以来経済の立て直しを図ってきたアルゼンチンは、金融支援の中止と孤立化を余儀なくされる。
IMFは、アルゼンチンが進めている民間債務880億ドルの再編交渉に不満を示しており、支援継続の条件として、具体的な注文を出している。関係筋によると、IMFが求めている(1)債務再編交渉を担当する金融機関の排除・交代を認めない法令の成立、(2)債務再編計画の成立に必要な債権者数の引き上げ──をめぐって、交渉が暗礁に乗り上げている。
アルゼンチン財政経済省の報道官は、IMFの提案を検討中、とコメントしている。
アルゼンチンは、推定150億ドルの外貨準備を保有しているが、IMFが第2弾の融資実行を確約しない限り、31億ドルは返済しないとの立場を示している。
ABNアムロの新興市場・債券戦略担当責任者、アルトゥーロ・ポルゼカンスキ氏は、「交渉が続いており、IMF側の要求もそれほど大きくない。妥協が成立するだろう」とし、アルゼンチンは、期限通り債務を返済するか、一時的にデフォルトに陥る程度で済むだろう、との見方を示した。
http://www.reuters.co.jp/news_article.jhtml;jsessionid=DIXUTV2H0WJTMCRBAEKSFFA?type=topnews&StoryID=4525143