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【記者: Cathy Chan 】 3月8日(ブルームバーグ):中国最大の投資銀行、中国国際金融公司(CICC)は、中国政府がことし計画している少なくとも5社の国有企業の株式公募・売り出しで、米国のゴールドマン・サックス・グループやシティグループを上回る手数料を獲得する可能性がある。米社にはない人脈が、同社の強みとなるとみられる。
中国政府はことし、国営企業の株式公開で150億ドル(約1兆7000億円)相当を調達する計画だ。過去4年間の中国企業の株式公開での平均手数料率は調達額の3%。ここから算出した手数料は4億5000万ドルとなる。
CICCを運営するレビン・ズー氏(45)は、朱鎔基・前中国首相の息子。また、同社の最大株主、中国建設銀行の総裁は周小川・中国人民銀行総裁が務める。新規株式公開(IPO)で数十年の経験を持つ米ゴールドマンやメリルリンチも、中国の事業ではこのような人脈を持つCICCにかなわない。
ブルームバーグ・データによると同社は、過去4年間に中国企業が行った海外での株式公募・売り出しのうち51億6000万ドル相当を手掛けており、シェア(市場占有率)は30%。2位の米モルガン・スタンレーはその半分となっている。
CICCはことし、中国建設銀行の50億ドルと中国2位の固定電話会社、チャイナ・ネットコム(中国網通)の20億ドルのIPOを手掛ける。
2003年には、同年最大の案件だった中国人寿保険(チャイナライフ・インシュアランス)のIPOを担当。同案件で法務アドバイザーを務めた法律事務所キング・アンド・ウッド(北京)のタン氏は、「CICCの代わりを務めるのは難しい」として、政府の承認が必要な初期段階でのCICCの貢献度には「議論の余地がない」と話している。
原題:Zhu's China International Bests Goldman, Citigroup in IPO Fees(抜粋)
更新日時 : 2004/03/08 11:08 JST
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=aWT_SB6b7jG8&refer=jp_regions