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国務院の温家宝総理は5日、第10期全国人民代表大会(全人代)第2回会議で発表した政府活動報告の中で、「前進への道に幾多の困難や問題があり、政府活動にはいまだ少なからぬ欠点があり、民衆にも一部満足していない点があることを、われわれは冷静に見て取っている。長年にわたり積み重なってきた根深い矛盾を根本的に解決するには、なお長い時間が必要だ」と指摘した。温総理は、政府の困難や問題について、さらに次のように述べた。
現在かかえる問題には(1)農民の収入が伸び悩んでいる、(2)雇用と社会保障の課題が深刻である、(3)社会の一部構成員の間で、所得格差が大きすぎる、(4)資源・環境への負担が増大している――という点がある。
経済の発展が加速する中で(1)投資規模が大きすぎる、(2)一部の業種や地域で、無計画な投資や、低付加価値産業への参入過多が深刻である、(3)エネルギー資源、交通、一部原材料の供給が逼迫(ひっぱく)している――という新しい矛盾が生じている。
穀物の大幅な減産や、不法な耕地占用のケースが目立っている。
社会事業の発展が相対的に多著暮れ、人々の修学難、医療難に対する苦情も多い。都市部・農村部の低所得層で、生活が困窮しているケースも少なくない。一部地方では、重大な刑事犯罪が頻発している。安全に関わる重大な事故も多く、民衆の生命・財産に著しい損害を与えている。
さらに、一部の公務員の中で、主観主義や形式主義、官僚主義といった態度が見られる。公務員の贅沢や浪費、虚偽、汚職、腐敗も改まっていない。政府自身の改善や反腐敗事業は困難を極めるだろう。
こうした矛盾や問題は、重視しなければならず、回避はできない。真剣に解決しなければならず、放置はできない。このため、政府の活動は先の長い重責となる。われわれは冷静な思考力により、国の現状を憂慮する意識や歴史への責任感を強め、決心を固め、困難を知りつつも前進し、開拓・創造に力を入れ、地道な作業を進める必要がある。新たな精神状態と新たな活動姿勢により、新たな試練に立ち向かい、決して人民の期待に背いてはならない。(編集UM)
「人民網日本語版」2004年3月6日
http://fpj.peopledaily.com.cn/2004/03/06/jp20040306_37324.html