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(回答先: 遺伝子組み換え作物:交雑防げ、NPOが知事に要望 /北海道 ─ 「毎日新聞」 投稿者 天木ファン 日時 2005 年 3 月 25 日 16:31:09)
北海道で遺伝子組み換え作物規制条例が成立!
全国初、違反者は懲役刑も(2005年3月25日)
遺伝子組み換え作物の栽培を罰則付きで規制する条例が3月24日、北海道議会で全会一致で可決、成立しました。許可を受けずに栽培した場合、1年以下の懲役または50万円以下の罰金となるもので、施行は2006年1月です。この条例の名称は「北海道遺伝子組換え作物の栽培等による交雑等の防止に関する条例」です。条例文はコチラ(PDFファイル32KB)をご覧下さい。
岩手、茨城、滋賀などガイドラインで組み換え作物栽培にルールを設けている自治体はありますが、条例で規制するのは全国初。組み換え作物の安全性に対する消費者の不安感がぬぐえず、栽培農家が現れた場合に、周辺農家が風評被害を懸念せざるを得ないため、条例で一律に定めることになりました。
全国19万人の署名が後押し
ここ数年、遺伝子組み換え作物の栽培や商品化を進める動きが相次ぎ、消費者の不安を強く受け止めた北海道は、換え作物が周囲の作物と交雑することを防ぐため、遺伝子組み換え作物栽培の規制を定めた条例の制定をすすめてきましたが、遺伝子組み換えを進める研究者、経済界からの反対があり、条例をめぐっての攻防が続いていました。
生活クラブでは、条例制定を後押しする署名活動に取組みました。生活クラブでは約9万筆の署名があつまりました。「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」に参加している、全国の市民団体の署名をあわせた19万筆の署名は、札幌で開催された「北海道をGM汚染から守ろう!2・18全国集会」の後、北海道知事に提出されました。
GMOフリーゾーンを!
2月18日、札幌で開催された「北海道をGM汚染から守ろう!2・18全国集会」は、座席が足りなくなり立ち見が出るほどの大変な盛り上がりになりました。生活クラブからは「生活クラブGM食品問題協議会」のメンバー8人が参加しました。
集会では、最初に、「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」代表の天笠啓祐氏による「欧州のGMOフリーゾーンと日本の取組み」と題して講演がありました。フリーゾーンというのはGM作物を自由に栽培できる地域ではなく、逆の「栽培禁止地域」を意味していますが、天笠氏は、「1999年にイタリアで始まった運動で世界的に広がっており、イタリアでは全土の8割がフリーゾーン宣言をしている。日本でも2005年1月末、滋賀県の新旭町でスタートした」、「北海道の条例案は後退したとはいえ、実質的にフリーゾーンに匹敵すると思っている。これを先駆に、日本でも全国にフリーゾーンを広げていきたい」と訴えました。
また札幌市の上田文雄市長からはメッセージをいただき、「遺伝子組み換え農作物につきましては、様々な議論がなされておりますが、安全でおいしいという北海道そして札幌の食のイメージを、私たち札幌人は大切に守っていきたいと考えております。そのためにも、北海道と連携を深めながら、効果的な施策の推進に取り組んでまいりますので、皆様のお力添えを賜りますようお願いいたします」とのメッセージが読み上げられました。
最後に「本条例(遺伝子組み換え作物と栽培等に関する条例)は、日本で初めて、自治体で遺伝子組み換え作物の栽培を規制した条例であり、制定の意義は大きいと思います。北海道の農産物を守るため、北海道がさらに条例の中身を後退させることなく、栽培を行おうとしている農家や試験栽培に対する監視を強め、北海道をGMOフリーゾーンとすることを求めます」等としたアピールを採択しました。
http://www.seikatsuclub.coop/ikiiki/stop_gmo/050325hokkaidou_jyourei.html
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