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遺伝子組み換え飼料、豪州では消費者の抗議で使用中止に(WIRED)
オーストラリアで、消費者の激しい反対運動により、大手養鶏業者3社が遺伝子組み換え作物を使用した飼料の使用中止に追い込まれた。この飼料は輸入されたもので、3社が出荷する年間4億5000万羽のニワトリの飼育に使われていた。
オーストラリアの養鶏業界でトップ3を占める http://www.inghams.com.au/ インガムズ・エンタープライゼズ社、 http://www.bartter.com.au/ バーター・エンタープライゼズ社、 http://www.baiada.com.au/ バイアーダ・ポールトリー社の3社は、遺伝子組み換え飼料の使用に怒った消費者からの苦情の手紙、ファックス、電話が殺到したため、方針を転換した。この抗議行動は http://www.greenpeace.org/international_en/ グリーンピースの主導によるもので、組み替え作物反対派の圧倒的な勝利に終わった。
一方、オーストラリア連邦政府は、遺伝子組み換え作物の使用を国民に受け入れてもらうべく、模索を続けている。
各州政府の懸念により、オーストラリアでは遺伝子組み換えカノーラ[食用油を取る菜種の一種]の商用栽培はいまも行なわれていない。ほとんどの州政府では2006年まで商用栽培を禁止しているほか、一部には禁止期間を2009年まで延長した州もある。
だが、他の主要な農産物生産国と比べて遅れをとることになるため、長期的に見ると栽培禁止措置はオーストラリアの農家にとって不利に働くと指摘する連邦政府関係者もいる。
[日本語版:長谷 睦/小林理子]日本語版関連記事
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(WIRED) - 3月15日18時10分更新
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