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http://www.asahi.com/special/bse/TKY200502150247.html
ハンナン元会長浅田被告に懲役12年求刑 偽装牛肉事件
2005年02月15日16時07分
国が牛海綿状脳症(BSE)対策で実施した国産牛肉買い上げ事業をめぐる偽装牛肉事件で、詐欺、補助金適正化法違反、証拠隠滅教唆の罪に問われた大手食肉卸「ハンナン」元会長の浅田満被告(66)に対する論告求刑公判が15日、大阪地裁(水島和男裁判長)であった。検察側は「業界の指導的立場にありながら自ら率先して犯罪に手を染めて巨額な利益を得たうえ、証拠の隠滅を部下に命じるなど、かつてない悪質な重大事犯だ」として、懲役12年を求刑した。
起訴状などによると、浅田被告は、自らが専務理事を務めた全国同和食肉事業協同組合連合会(全同連)が買い上げを申請した肉に、買い上げ事業の対象外肉を混入。01年11月〜02年5月にかけて、買い上げ費用などして計約38億9800万円を不正に受け取ったとされる。
さらに、自らが副会長だった大阪府食肉事業協同組合連合会(府肉連)でも、事業の対象外肉を含んだ肉の買い上げ費用などを申請。01年12月〜02年5月にかけて約9億6100万円を詐取したほか、焼却費約1億8000万円を不正に受け取ったなどとされる。
一連の事件では、助成金の不正受給の総額が約50億4000万円に上り、食肉関係者計26人が起訴された。
国のBSE対策を巡る牛肉偽装事件で、助成金約50億4000万円を不正に受け取ったとして、詐欺や補助金適正化法違反などの罪に問われた「ハンナン」元会長、浅田満被告(66)の公判が18日大阪地裁で開かれ、弁護側最終弁論が行われた。弁護側は事実関係を認めた上で、詐欺罪について初めて明確に無罪を主張した。
(毎日新聞) - 3月18日11時56分更新
2005年03月12日06時12分
国の牛海綿状脳症(BSE)対策事業をめぐる偽装牛肉事件で、詐欺などの罪で起訴された大手食肉卸「ハンナン」(大阪市)元会長の浅田満被告(66)=大阪地裁で公判中=が実質的に経営・支配してきた同グループの約20社が、大阪国税局の税務調査で法人税計五十数億円の申告漏れを指摘されていたことが11日、分かった。浅田被告と親族ら数人も所得税計十数億円の申告漏れがあった。総額は70億円を上回り、追徴税額は重加算税を含めて計20億円を超えるとみられる。修正申告に応じているという。
関係者によると、ハンナングループの約20社は過去7年間に、黒字会社の所得を赤字会社に付け替えるなどの手口で、グループ全体の納税額が低くなるようにしていた。また、取引先などに架空の領収書を切らせ、経費を水増しするなどして所得を圧縮していた。
浅田被告側が偽装牛肉事件に絡んで手にしたとされる約13億4000万円の利益のうち、約5億円が同グループの羽曳野市食肉事業協同組合に流れていたが、同組合はその全額を税務申告していなかったという。
国税局はグループ会社の税逃れについて「悪質な所得隠しにあたる」と判断。約50億円の申告漏れのほぼ全額を重加算税の対象にした。
浅田被告個人の申告漏れ総額は5億円を超え、大半は自身が個人的に営む貸金業関係だった。国税局は、申告のあった貸し倒れ金の一部について「貸付先の返済が不可能な状態ではない」などとして、損金と認めなかったという。
大阪国税局は事件をきっかけに、昨年9月から70人体制で税務調査を続けてきた。
〈ハンナン本社総務部の話〉 国税当局と見解の相違はあったが、国税当局の指導には従った。
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