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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050307-00000020-nnp-kyu
食べると花粉症がやわらいだり、肥満を予防できるコメの開発に農林水産省が乗り出している。遺伝子組み換え技術を活用した「健康機能付きのコメ」で、研究が最も進む「花粉症緩和米」は二〇〇七年度にも商品化したい意向だ。
同省先端産業技術研究課によると、コメに着目して開発するのはコメが国民に最も親しまれている食べ物だから。開発に成功すれば、「食べる」という日常生活の中で病気の治療や予防ができ、医療費削減や農業振興にもつながるとしている。
開発に着手したのは二〇〇〇年度で、独立行政法人「農業生物資源研究所」(茨城県つくば市)や東京大学などに研究を委託している。
花粉症緩和米は、遺伝子組み換え技術でスギ花粉症の原因物質の一部をコメに導入。これを一日に茶わん二杯程度、数カ月間食べ続けると体がスギ花粉を「外敵」でなく、食べ物と認識するようになり、アレルギー反応が抑えられる。すでに花粉症のネズミで実験し、効果を確認したという。今後は、人への効果と安全性はもちろん、イネが育つ水田など環境への影響がないことも確かめた上で、食品として商品化を目指していく。
ほかには体脂肪の燃焼を促進する「肥満予防米」、血圧降下作用がある「血圧調整機能米」、肌がつやつやになったり、疲れがとれたりする「老化防止・疲労回復米」なども開発中。いずれも十年以内に商品化したいという。
一方、厚生労働省は「食品だとすれば、病気の治療や予防についての効果・効能をPRすることはできない。PRする場合は薬品扱いになり、薬事法に基づいて、安全性と有効性を確保する必要がある」(監視指導・麻薬対策課)と指摘。これについて農水省は「あくまで食品として開発していく。ただ商品として販売するのは民間企業になるのでPRをどうするかは民間が対応する問題」(先端産業技術研究課)としている。
(西日本新聞) - 3月7日2時26分更新
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