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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050204i301.htm
農水省は3日、食べると花粉症の症状を緩和する効果のある「スギ花粉症緩和米」の開発に成功したことを明らかにした。
花粉症アレルギーの原因となるたんぱく質を作り出す遺伝子を人工的に作り、イネに組み込むことで、症状を抑える。今後は、安全性の確認を進め、2007年にも実用化が可能になる見込みだ。
花粉症緩和米は、独立行政法人農業生物資源研究所(茨城県つくば市)などが2000年から開発を進めてきた。遺伝子組み換え技術によって、スギ花粉と同等のたんぱく質の一部がコメに蓄積される。それを食べれば、症状が次第に緩和される仕組みだ。
花粉症治療に用いられる、少量のアレルギー物質を注射し続けることで体を慣らす「減感作療法」と同様の原理で、動物実験で効果が確認されたという。
ただ、遺伝子組み換え作物については環境や人体への影響を懸念する声も根強いため、農水省では今後、商品化への理解を求めていく。農水省は、長期的な花粉症対策として、花粉の飛散量を通常品種の100分の1に抑えるスギの普及ペースを2005年度から2・5倍引き上げるとともに、花粉のまったく出ない無花粉スギの普及も急ぐ方針だ。
(2005/2/4/03:08 読売新聞 無断転載禁止)
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