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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050121i302.htm
【ワシントン=笹沢教一】BSE(牛海綿状脳症)を引き起こす異常プリオンは、特定危険部位と呼ばれる脳や脊髄(せきずい)などの組織だけでなく、炎症が起きた時に活動する免疫細胞を通じて肝臓や腎臓、すい臓などにも多く蓄積されることが米エール大などの共同研究でわかった。
炎症を起こしたマウスでの結果だが、家畜の肝臓は食用になるだけに、研究チームは「家畜の感染症や自己免疫疾患などの病歴に注目して検査を行う必要がある」と指摘している。21日付の米科学誌サイエンスに掲載される。
研究チームは自己免疫疾患など5種類の慢性病で腎炎や肝炎、すい炎を引き起こすように遺伝子を改変したマウスの脳や腹部にプリオンを注射し、正常なマウスに注射した場合と比較した。その結果、炎症の有無などで違いはあるものの、腎、肝、すい臓とも、特定危険部位の脾臓(ひぞう)と同程度の濃度のプリオンが集まることが確認された。
牛の場合、特定危険部位以外では、筋肉中の末梢(まっしょう)神経や副腎から微量のプリオンが発見された例がある。
(2005/1/21/04:08 読売新聞 無断転載禁止)