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01/10 06:10 兵器用細菌の遺伝情報解読 野兎病、ワクチン開発に道
【ワシントン9日共同】感染力が極めて強く、生物兵器テロに悪
用される恐れが指摘される野兎(やと)病菌のゲノム(全遺伝情報
)を英防衛科学技術研究所と米国、スウェーデンの共同チームが解
読し、米科学誌ネイチャー・ジェネティクス電子版に九日発表した
。
野兎病は菌を持つ虫にかまれたり、菌を吸い込んだりして感染す
る人畜共通感染症。抗生物質で治療しなかった場合の死亡率は最大
30%に上る。チームはゲノム解読でワクチン開発が大きく進むと
期待している。
論文によると、菌の生命活動に必要なタンパク質合成の暗号であ
る遺伝子の数は約千八百。全体の一割ほどは実際には合成機能がな
く、多様な環境に適応する能力に乏しいことが分かった。宿主の体
外では長時間生存できないとみられる。
野兎病菌は一九一一年に発見された。菌を吸い込んだ場合には重
症になり、十個程度の菌で感染し、治療しないと発熱や全身の痛み
などが数週間から数カ月続く。論文によると、三〇―四〇年代に日
本がこの菌で細菌兵器を開発、その後旧ソ連や米国も開発した。
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[2005-01-10-06:10]