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(回答先: BSE検査:福島県、生後20カ月以下を継続へ [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 9 月 30 日 20:11:12)
BSE(牛海綿状脳症)対策で国が「全頭検査」見直しを検討しているのに対し、岩手、福島、岐阜の3県が全頭検査の継続実施を決定、山形、神奈川、三重、山口、佐賀の5県が継続を検討していることが1日、読売新聞の全国調査で分かった。
国と地方の対応が分かれたまま検査基準の異なる食肉が流通すると、小売り現場や消費者の混乱を招く可能性もある。
全頭検査を継続する理由として、岐阜県は「食の安心」という観点を強調。検討中の県でも「消費者の要望」(三重県)、「(見直しについて)消費者の理解は得られていない」(佐賀県)などと、消費者の受け止め方を重視している。まだ対応を決めていない都道府県も、多くは「消費者の声を踏まえて決めたい」としている。
国は現在、「生後20か月以下」の牛を検査対象から除外する方向で検討を進めている。厚生労働省は「基準は全国統一的であるべき」としながらも、「(自治体が)独自にやるというのであればやめさせる権限はない」とする。
これに対し、千葉県は先月、国民の十分な理解を得ない段階では新体制に移行しないよう厚労、農水両省に要望。今回の調査でも、「食肉は広域で流通しているため、統一した検査が必要」(福岡県)などとする回答があった。
日本消費者連盟の山浦康明・副代表運営委員は「二重基準になれば、消費者の混乱を招き牛肉に対する信頼が再び失われるのではないか」と懸念。BSE問題に詳しい唐木英明・東大名誉教授は「国も十分な説明で消費者に納得してもらう必要はあるが、地方も全頭検査を継続するならば、消費者の安心確保だけでなく、科学的根拠を説明する必要がある」としている。
◆BSE検査=地方自治体の食肉衛生検査所が1次(簡易)検査を行い、疑陽性であれば国が確認検査を行う。2001年10月から今年9月25日までに約360万頭を検査し、11頭の感染牛が見つかった。内閣府の食品安全委員会は先月、「現在の検査法では生後20か月以下で感染を発見することは困難」とし、「特定危険部位の除去措置を変更しなければ健康へのリスクが増加することはない」とする見解をまとめた。
(2004/10/2/03:09 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20041002i501.htm