現在地 HOME > 掲示板 > 狂牛病・遺伝子組み換え10 > 334.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
BSE対策:政府と消費者が意見交換会
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20040819k0000m040108000c.html
BSE(牛海綿状脳症)対策をテーマにした政府と消費者の意見交換会が18日、東京都内で開かれた。米国産牛肉の輸入再開について政府側は「米国の安全対策についても食品安全委員会に評価してもらう」と表明。9月にも開かれる日米局長級協議で「若い牛」の輸入再開に合意した場合、合意内容を食品安全委に科学的に評価をしてもらう方針を示した。
意見交換会には消費者団体や食品団体関係者、一般の主婦ら約300人が出席。「政府の対応は『輸入再開ありき』に見えるが、米国の安全対策に不安がある」など慎重な対応を求める意見が相次いだ。
これに対し、厚生労働省の外口崇・食品安全部長は「輸入再開については何も決まっていない。国内検査(の基準見直し)の議論と輸入再開協議は別問題」と強調。仮に輸入再開が決まった場合は食品安全委に評価を依頼するとした。【望月靖祥】
毎日新聞 2004年8月18日 23時19分
今後合意する基準年齢より若い牛の肉については、BSE検査抜きの対日輸出を可能とすることで事態が打開される見通しだ。
日本は年齢にかかわらず全頭検査を実施しているが、若い牛ではBSE感染の確認が難しいことが分かっており、国内の検査基準を見直し中。一方、米国は危険度が低い生後30カ月より若い牛の検査は不要と主張しており、検査対象年齢をどう設定するかが輸出再開合意の焦点となる。
ベネマン長官は早期の輸出再開を重ねて強調しつつも「まだ多くの解決しなければならないことがある」と指摘。検査除外年齢についてペン次官は会見で「日本は評価の最中であり、結論にはわれわれ同様時間がかかるかもしれない」と述べ、年齢設定をめぐり両国の交渉が難航しかねないとの見方を示した。
米国の対日牛肉輸出は、昨年12月に初のBSEが確認されて以来停止しており、9月中に最終合意を目指した高級事務レベル協議が開かれる見通しだ。(ワシントン共同)
毎日新聞 2004年8月27日 11時13分
ベネマン米農務長官発言は26日の記者会見で、7月までの日米専門家・実務者会合が「若い牛のBSE(牛海綿状脳症)感染は完全には確認できない」との内容で合意したことを踏まえ、「日本は(米国に)全頭検査を要求しないだろう」と、全頭検査放棄で日本と合意したかのように語った。
これに対し、農林水産省の石原葵事務次官は30日の会見で、「そのような事実はない」と否定。「今は食品安全委員会(の国内BSE検査基準の見直し議論)を見守っているところ」として、BSE安全対策の「国内外無差別」が大前提であることから、日米協議の行方が「白紙」であることを強調した。
BSE対策では、同委が国内検査対象から「若い牛」を除外する方向で検討を続けている。政府は同委の結論が出次第、局長級協議を開いて輸入再開を目指す構えだが、国内では全頭検査を支持する意見も根強いことから、消費者の間に「安全より輸入優先」との不信感が広がらないよう、慎重に進める必要がある。米農務長官の“先走り”発言は、そんな農水省の努力に冷水を浴びせた格好で、ことさら強く否定してみせる必要があったようだ。【望月靖祥】
毎日新聞 2004年8月30日 20時39分