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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040709i407.htm
家畜伝染病予防法に基づきBSE(牛海綿状脳症=狂牛病)発生国からの輸入が禁止されている羊肉約73トンが、農水省動物検疫所の係官のミスで検疫を通過、輸入されていたことが9日分かった。
同省によると、北海道内の輸入業者が、2003年8月から12月まで4回にわたり、BSE発生国のアイルランド産羊肉計約73トンを輸入。いずれも同検疫所北海道出張所小樽分室の係官が誤って輸入検疫証明書を交付、すべて食肉として販売されたという。
同省では、国内の牛へのBSE感染を防ぐため、BSE発生国からの羊肉の輸入を停止しており、アイルランド産の羊肉は、2001年3月から輸入停止となっている。同省によると、輸入業者はこの措置を知らなかったという。
羊は実験ではBSEに感染するが、自然感染の例はなく、羊肉を介して人にBSEが感染した例もない。
(2004/7/9/13:52 読売新聞 無断転載禁止)