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遺伝子組み換え技術を使って栽培された農作物の安全性が疑問視されています。そんな状況で、遺伝子組み換え作物生産の先進国である米国では、この技術を使って結核やB型肝炎、破傷風、ジフテリア、小児マヒなどのワクチン作りに乗り出しているので、また賛否両論を呼ぶことは間違いなしの技術と言えるでしょう。
これまでのワクチンは液体で、注射と経口によって体内に入れていました。これに対して食べるワクチンは、ジャガイモやトマト、バナナ、トウモロコシなどにあらかじめ遺伝子組み換え技術で毒性の弱い病原菌を入れます。つまり結核菌入りジャガイモを食べれば結核が、B型肝炎菌入りミニトマトならB型肝炎が、それぞれ予防できるということです。
食べるワクチンはどこでも大量に栽培が可能だというのが最大のメリット。弱い病原菌遺伝子入りの野菜や果物なんて、考えただけでも恐ろしくNO!と言いたくなるけど、これが大まじめに開発される時代でもあるのです。これらの遺伝子入りの食物がワクチンになるということは従来の遺伝子組み換え作物は消化管に入れれば、全部分解されDNAのかけらも残らないから安全で問題なしと言ってのけたのを全く肯定した考えだからこそ怖いのです。
実用化の前に解決しなければならないのは、食べた野菜や果物に含む病原菌が体内で突然に毒性が強まる危険性がないかといった問題です。今のところ臨床試験ではそういうケースはないようですが、遺伝子組み換え作物に対して、特にアメリカを除く先進国は抵抗が強いので、「絶対安全」という証明が必要で、これがなければ積極的に使わないでしょう。まして人間は雑食性なので朝中はブラックボックス。そこに住むさまざまな菌やウイルスがこれら毒性の遺伝子をひょいとつまみ食いして自分の遺伝子に組み込み大化けしていくことは絶対にあります。
ただし発展途上国の多くは各種のワクチンが不足している。だから遠からず食べるワクチン使用に踏み切る国が出てきそうだということです。なんでも新しいものは発展途上国で実験を実験的に使用していこうという考えがWHOなどにあればこういうワクチンを......ワクチン不足を口実に使用していくでしょう。
http://www.suga.gr.jp/haru/diary/words3/28.html