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牛海綿状脳症(BSE)対策に関連し、生後12カ月以上の羊とヤギに実施している伝染性海綿状脳症スクレイピーの検査について、厚生労働省の専門家会議は17日、牛の全頭検査で一次検査として導入しているスクリーニング法「エライザ法」を認めることを了承した。
現在は北海道大に全国の出荷分の検体を送り、精度の高い「ウエスタンブロット法」で実施している。エライザ法なら牛同様に地元自治体で行えるようになり、検査時間が短縮される。
エライザ法で疑陽性となった場合は二次検査に回し、詳しく調べる。
厚労省によると、羊とヤギは年間計約1万頭が食肉処理され、2003年度に検査対象となったのは245頭でいずれも陰性だった。羊は主に北日本、ヤギは南日本で消費されている。(12:15)