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GM稲試験 計画を中止/JA全農
[2004年05月28日付]
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/flash/index.html?7
JA全農は27日までに、営農・技術センター(神奈川県平塚市)で予定していた遺伝子組み換え(GM)稲の栽培試験を中止する、と発表した。同センターは「風評による農業への影響を懸念する声が強いため」としている。
栽培試験を予定していたのは、スギ花粉症の緩和効果がある米を生産する稲。花粉アレルギーの予防効果があるたんぱく質を蓄積するように、「キタアケ」という水稲品種に遺伝子を組み込んだ。2アールの隔離圃場(ほじょう)で栽培する計画だった。
同センターでは、今回の栽培試験について、地元住民を対象にした説明会を開いていたが、反発が出ていた。スギ花粉症対策になる水稲品種開発は、独立行政法人・農業生物資源研究所と共同で研究を進めることになっていた。試験の中止で、研究計画は、見直しが求められることになる。