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原産国表示制度をめぐるアメリカでの賛否両論
http://www.asyura2.com/0403/gm10/msg/231.html
投稿者 転載バガボン 日時 2004 年 5 月 25 日 22:15:44:viYzkQtBs8gp6
 

笹山登生の掲示板 http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi#6753 より転載

http://www.agweb.com/news_show_news_article.asp?nodate=Y&file=AgNewsArticle_2004525459_3011&articleid=108740&newscat=WI  によれば、

Daschle上院議員と Tim Johnson 上院議員は、先週、ワシントンポスト紙が、カナダからのひき肉の輸入をすっぱ抜いたところから、『今こそ、原産国表示制度の前倒し導入が必要』との提案をした。

さらに、Tim Johnson 上院議員は、「アメリカの消費者は、USDAにミスリードされている。」と、憤慨したが、彼は、カナダよりの骨付き牛肉について、検査の充実を早くから要求していた。

The 2002 Farm Bill は、当初は、今年の9月より原産国表示制度実施の予定だったが、皮肉にも、アメリカ初のBSEが発見されるわずか数週間前に、二年間の延期が決まった。

Daschle上院議員らの提案は、この前倒し実施を提案したものである。

今年初頭に、同様の提案が、Mary Bono下院議員とDarlene Hooley下院議員から提出されている。

しかし、現実には、この原産国表示制度については、依然、賛否両論がある。

推進派にいわせれば、これは、食品安全性を高めるものであるというが、非推進派からいわせれば、原産国如何にかかわらず、すべての食料品は、検査を受けるのであるから、二重のものになるのではないとかという意見がある。

また、推進派からいわせれば、消費者が、他の国の食料品から、自国の食料品を差別化できることによって、原産国表示制度そのものが、有力なマーケティング・ツールになるものとする。

なぜなら、アメリカの消費者は、他国の食料品よりも、自国の食料品を好む傾向があるからだとしている。

しかし、非推進派からいわせれば、Daschle上院議員や Tim Johnson 上院議員が提案しているのは、牛肉製品の60パーセントも、義務条項から免れているのだという。

だから、この制度の施行によって、かえって、本来、国の食料の安全を確保しうる、強制的な国別識別システムを、USDAが実施することを妨げてしまう恐れがあるとしている

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