現在地 HOME > 掲示板 > 狂牛病・遺伝子組み換え10 > 229.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
笹山登生の掲示板 http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi#6748 より転載
日米の牛肉問題が、秋までの輸入再開を視野に入れて、一見平穏に再開されたのにたいして、USDAの近頃の右往左往ぶりは、目を覆いたくなるほどだ。
まず、4月末のテキサスでの疑惑BSE牛の発見にもかかわらず、検査をしなかったことで、USDAは、何度も、その手落ちを謝罪したが、依然、消費者団体は、その顛末を明らかにすべきであるといきまいている。
一方、ワシントンポスト紙のすっぱ抜きで、昨年9月頃から、輸入禁止されているはずのカナダからアメリカへ、ひき肉など大量の肉がアメリカに輸入されていた事実が発覚すると、今度は、5月24日になって、USDAは、USDA自らが設定した輸入禁止措置に自らが違反したことを認めた。
このようなドタバタぶりのなかで、またもや、議会の一部から、原産国表示問題-COOL制度−の、前倒し実施を求める声が、再び、沸き起こってきた。
最大の主張者は、相変わらずのTom Daschle上院議員だが、今度は、これに、大統領選挙がらみと、将来のDaschle氏のライバルとなるうる人が立候補する6月の補欠選挙の思惑が絡み、複雑な展開となっている模様。
こんな、USDAのBSE問題処理の不手際が続く中で、業界では、これらの不手際が、日本などとの牛肉輸出再開をさらに遅らす要因となるのではないかと心配する声が強まっている。