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■超雑草の警告(2004.4.23)
アルゼンチンでGM大豆の『不思議』が破綻していく
GM大豆が貧しい農夫のための経済的な奇跡としてアルゼンチンに導入された7年後に、研究者達は、それが土中のバクテリアを損い、除草剤耐性雑草が手につけられなくなるほどふえて、環境への危機を起していると主張している。大豆が、アルゼンチンの耕地の半分、ほとんどは脆いパンパスの千百万ヘクタール以上、で換金作物になってしまっている。アルゼンチンの経済崩壊の後に、大豆がヨーロッパや他の地方の牛の飼料を提供する、かかせない現金輸出になってしまった。現在では、研究者達は、1つの作物に頼り過ぎる事は経済的な破滅をもたらしかねない事をおそれている。GM大豆、はモンサントによって育てられ、売られて、同社の大成功談になっている。大豆生産は、モンサントの特許取得グリホサート剤除草剤、ラウンドアップ、に抵抗できるようにプログラムされて、2002年まで五年間で、75%増大し、収穫高は、173%増大し、収益でひどい打撃を受けていた農夫に50億ドル以上の利益をあげさせた。しかし、New Scientist誌のリポートでは、この作物に問題がでて、現在は農夫が従来のシステムより2倍以上の除草剤を使っていると伝えている。
大豆は、自身が雑草として見られるくらい成功していて、収穫の間に割れた種子からの、大豆「ボランティア」植物が、違った場所や時期に、発生してしまい、グリホサート剤に抵抗力があるので、強力な除草剤でコントロールしなければならなくなってしまっている。この悪玉大豆のコントロールは、使用除草剤散布の流れで作物と家畜を失った近くに住んでいる小さな農夫へ多くの惨事を引き起こしてしまっている。大規模農民は、この大豆金脈で現金収益をあげるのに熱中しすぎて、農地拡大で150000人の小規模農夫が農地を追われてしまった。ミルク、米、トウモロコシ、ジャガイモ、ヒラマメなどの多くの主要産物の生産量は低下してしまった。モンサントは、その作物はそれ自体の成功の犠牲者であると言う。コリン・メリット、英国モンサント生物工学マネジャー、は、GM大豆のどのような問題もその作物の問題ではなく、単一栽培としての作物の問題であり、GMであるからではない、と、言った。「 もしどんな作物でも、他を除いて育てるならば、問題はおきるものです。分別のある事は、土と環境が回復する時をもてるように、大豆を、とうもろこしや他の作物と輪作で栽培する事だるだろう。」
アルゼンチンでの問題の1つは、ラウンドアップに自然の耐性を持った雑草の急速な広がりである。そのような雑草は、GMの反対者がいうには、コントロールが不可能な「スーパー雑草」の広がりに発展するかもしれない。これらの雑草の頭は、トクサ科の雑草で、「馬の尾」として知られているもので、大豆畑に繁茂して窒息させることができる。しかし、メリット氏は、馬の尾はどのような作物でも厄介な雑草になりうるものだ、と言った。「 私は、これがスーパー雑草であるとか、または、それが遺伝子抵抗を他の雑草に与え、それらをスーパー雑草にかえる、という概念を否定します。それはいつも厄介な雑草だったのです。」と、彼は言った。大豆はアルゼンチンでは、耕作によって起こされたパンパスの土壌浸食の問題を解決するのに役立という一部の理由で、元は歓迎された。
大豆は直接土に穴をあけて植えられる。アドルフォ・ボイ、Grupo de Reflexion Rural というGMに反対する団体の一員、は、こう述べている:土が肥沃になるように植物体を分解するのに必要なバクテリアがラウンドアップの過度な使用でとりさられてしまっている。土壌には活性がなくなってきて、ひどくなりすぎて、死んだ雑草が腐敗しなくなっている、と、彼はNew Scientist誌に話した。スー・メイヤー、英国Genewatchはこう述べている:「これらの問題は相当期間アルゼンチンで明らかになってきている。それは、GMが開発途上国の農夫に良いという主張が虚偽である事を示している。それは、これが、非常に不適当な環境効果を防止するために厳しいコントロールが必要な、集中型農業であることを示している。それは開発途上国の小さな農夫が必要とするものではない。」
参考資料
SUPER WEED 4-4-20
The Guardian International News.
Superweed warning as GM soya 'miracle' in Argentina turns sour
Paul Brown
The Guardian Weekly 20-4-0422, page 4
http://www.bm-sola.com/bmw/ecowatch/20040423tyouzassounokeikoku.html