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笹山登生の掲示板 http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi#6376 より転載
http://www.kansas.com/mld/eagle/business/8480698.htm
では、日本での若齢BSEのケースについての日米論争について紹介している。
概要は、次のとおり。
若い牛のBSEのリスクについて、アメリカと日本との間で、意見の不一致の中心となっているのが、日本における二つのケースだ。
何ヶ月もの間、アメリカの消費者は、生後30ヶ月以下の牛については、病気にかかりそうもないということを、確信していた。
これは、農業部門貿易での土台となる核心をなすものであり、ハイリスクな牛に限って検査するという今のサーベイランスプログラムの土台にまで拡大している。
アメリカ政府の厳しい「と畜規制」においても、生後30ヶ月以下を、特別扱いしないでいい、肉の足キリ月齢としている。
しかし、日本の政府は、日本では、生後30ヶ月以下のBSEの例が、これまで、二例発見されているという。
アメリカ側は、この二例の検査の妥当性について、日本側に質問している。
ワシントンの日本大使館の農業担当である佐藤ただし氏は、火曜日、次のように言った。
「生後30ヶ月以下の牛については、、BSEの危険性がないという、アメリカ側の主張について、重大な関心を持っている。」「アメリカ側は、生後30ヶ月以下の牛は安全であるといっているが、日本の経験に照らしていえば、それは、安全なケースではないことを示している。」と、佐藤氏はいう。
日本側のいうに、昨年11月5日に、生後21ヶ月の牛がBSEとして発見され、10月6日には、生後23ヶ月の牛が、BSEとして発見されたという。
この二つのケースは、the World Organization for Animal Healthにリストアップされ、BSEとして、追跡調査の対象となっている11例のうちに、はいっているものである。
この二例以外の9例については、生後30ヶ月以上の牛である。
USDAのAnimal and Plant Health Inspection ServiceのRon DeHaven氏が先週話したところによれば、この二つのケースは、三種類の検査のうちの二つにおいて、陽性反応を示したが、より精緻な免疫組織化学検査においては、陰性を示したという。
Ron DeHaven氏のいうに、これら日本における二例が、BSEであるかどうかについては、国際的にコンセンサスが得られていないとしている。
「われわれは、数千の牛と、この二例を関連付けて、筋道を通す必要がある。
私の思うに、国際的には、十八万五千頭内外の牛が、陽性反応を持つ牛である。
だから、あきらかに例外的にみえる、この日本の二例に基づいて、国際貿易政策の根拠としたり、国家プログラムのベースにすることはできない。」と、Ron DeHaven氏は、いう。