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01年10月に始まった食用牛を対象とするBSE(牛海綿状脳症)の全頭検査で、3月末までに国が投じた費用は検査キット(試薬と器具のセット)と設備代だけで約99億円に上り、感染牛1頭を見つけるのに約11億円かかった計算になることが分かった。
厚生労働省の調べでは、全頭検査をした頭数は3月27日までに計301万7245頭。これまでに国内で確認された感染牛は計11頭だが、最初の1頭と農水省の死亡牛検査で感染が確認された11頭目を除く計9頭が、同検査で見つかっている。
検査キット代は国が都道府県に全額補助し▽01年度=21億4100万円(半年分)▽02年度=44億5300万円▽03年度=30億9100万円――の計約97億円を支出している。
また、DNA増幅装置など検査に用いる設備費も3分の1を補助し▽01年度=1億5200万円▽02年度=500万円▽03年度=250万円を支出。検査を行っている食肉衛生検査所の人件費(都道府県負担)を含めると、検査費用はさらに膨らむ。
一部の専門家からは検査対象を一定年齢以上の牛にすべきだとの意見も出ているが、同省食品保健部の南俊作・監視安全課長は「ただちに全頭検査を見直す状況ではないと思う。今後も最新のデータに基づく専門家の意見を注視していきたい」と話している。【須山勉】
[毎日新聞4月3日] ( 2004-04-03-15:00 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040403k0000e040053000c.html