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2004/03/18
イメージです。記事の内容とは関係がありません
「狂牛病は、肉骨粉ではなく脳内の金属のアンバランスが原因」。これが、イギリスの有機酪農家マーク・パーディ氏の仮説だ。アメリカでの狂牛病発生に関しても、環境汚染がその背後にあるとパーディ氏は主張する。
独学で、狂牛病問題に取り組んできたパーディ氏は、狂牛病の発生に関して、次のような結論を出している。
マンガンの過剰摂取と銅の不足によって、脳内の金属バランスが崩れ、神経系統をつかさどるプリオンが、マンガンと結合するようになる。そして、紫外線エネルギーが、このマンガンを有害なものに変えることで、いわゆる海綿状脳症が引き起こされる。
これに加え最近では、放射性物質もプリオンと結合して異常を引き起こすことを立証した。1986年、イギリスがチェルノブイリ原発事故で放射能汚染された直後から、狂牛病が大量に発生し始めたことを考えると、パーディ氏の仮説は非常に説得力がある。しかし、世界では未だに「肉骨粉」説が主流のままだ。
狂牛病が発生する以前の1980年代の初め、イギリスの酪農農家は、有機リン系殺虫剤・フォスメットの使用を義務付けられた。
これはパーディ氏が後に、脳内の金属バランスを崩す要因と見るようになった殺虫剤で、狂牛病の発生とともに、製造元Z社は、なぜか、この製品のパテントを他社に売却している。加えてパーディ氏が、この殺虫剤と狂牛病との関連についての自説を公にしてから、氏の周りで様々な事件が起こるようになった。
・研究に協力していた獣医と弁護士が、ともに不審な交通事故で死亡。2人 目の弁護士も、命に別状はなかったものの交通事故に巻き込まれる。
・新聞に自説を発表した直後、電話線が切断される。
・新居が放火され焼失。研究所も破壊される。
・講演旅行に行くと、常に監視の目が光り、妨害行為が相次ぐ。
こうした困難な状況にもめげずパーディ氏は研究を続け、近年、氏の仮説は大きな注目を集めるようになっている。にもかかわらず、パーディ氏に対し公的な研究資金は提供されていない。このことに関し、パーディ氏は自らのホームページで次のように述べている。
「政府は国民の利益のために真実を追究することを第一に考え、そのために必要な研究に優先的に資金を配分すると、国民は望んでいるかもしれないが、現実は違う。政府はまるで自らが大企業の一部であるかのように、大企業の強い影響下にある。そのため、重要な研究が中止、遅延、資金不足などに直面している。狂牛病に関して言えば、政府は、最初から選択肢をひとつに絞って行動している。」
残念ながら、これが現実のようだ。しかしもっと多くの人がこのパーディ氏の仮説を知ることによって、そしてパーディ氏への支持が増えることによって、この「現実」が変わる日が、いや「現実」を変える日が来るかも知れない
参考記事
マーク・パーディ氏東京講演会(2002年3月31日)報告
Mad Cow Disease: The Chemical Industry Plays Dirty
(Activism 2001年1月17日)
(荒牧薫)
◇
マンガン:[(ドイツ) Mangan]
マンガン族に属する遷移元素の一。元素記号 Mn 原子番号25。原子量五四・九四。地表に広く分布し、主な鉱石は軟マンガン鉱。動植物にとって不可欠の微量元素。純粋なものは銀白色で、鉄より硬いが、非常にもろい。空気中で速やかに酸化し、被膜をつくる。マンガン鋼などの合金の材料、乾電池・化学薬品に用いる。(「大辞林」より)
http://www.janjan.jp/world/0403/0403172083/1.php
狂牛病 プリオン病因説は間違っている!
サイバーX編集部 編
2001年12月18日発売 A5判 176ページ 本体価格 \1,600
ISBN4-87593-259-6 C0036 \1600E
狂牛病が千葉県、北海道に続いて群馬県でも見付かり、日本中で「狂牛病パニック」とでも言うべき状態です。現在、狂牛病の原因と言われているのは、異常プリオンをもつ牛や羊の肉骨粉を飼料として牛に与えたために病気が蔓延している、というものです。ところが実際には、本書で示されるように、飼料中の金属類、特に農薬類こそが注目されるべきなのです。これは緊急に対策がとられなければ、狂牛病は発生し続けることになります。また、逆に言えば、狂牛病に罹った牛を食べても、人間のクロイツフェルト・ヤコブ病になるとは言えない、という意外な結論になります。
■ 主な内容 ■
「狂牛病」プリオン病因説の闇(佐藤 雅彦)
“プリオン”という役者の登場によって引き起こされた、狂牛病騒動の真実。
狂牛病 世界的に広められた大破局(ライネット・J・ダンブル)
英国の狂牛病やクロイツフェルト・ヤコブ病の感染経路に対するウソと対応の遅れが、動物と人間の健康を脅かす危機となり、ヨーロッパ、全世界へと拡大した。
「狂牛病」蔓延と農薬産業の陰謀(ポール・ケイル)
英国で「農薬が狂牛病の流行に関与している可能性がある」と発表した科学者のうち何人かは不審死を遂げている。
伝染性海綿状脳症(TSE)についての予備的仮説(ナイジェル・パーディー)
神経組織の退行変性によって生じる伝染性海綿状脳症は、さまざまな要因によってもたらされる。“プリオンの感染性”にのみに注意を向けるのは危険だ。
狂牛病はマンガンの過剰と銅・セレニウム・鉄・亜鉛の不足で起きる!(マーク・パーディー)
プリオン蛋白質の銅領域で外来性の陽イオンの置換が生じ、それが「伝染性海綿状脳症」(TSE)の起因になっている。
狂牛病関連年表(佐藤 雅彦)
18世紀から現在までの狂牛病の歴史を、畜産関係、薬害関係などに分類。
※ 内容が一部異なる場合があります。発売日は、東京の発売日であり、地域によっては1〜2日程度遅れることがあります。あらかじめご了承ください。
http://www.kohgakusha.co.jp/books/detail/4-87593-259-6