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http://www.asahi.com/national/update/0406/TKY200504060171.html?t1
2005年04月06日11時45分
青森県は、日本原燃が同県六ケ所村に建設を計画しているウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料加工工場の立地を容認する。今月中旬にも三村申吾知事が表明し、下旬に原燃と安全性の確保を盛り込んだ立地協定を結ぶ。
MOX加工工場は国内で初めての施設となり、MOX燃料を普通の原子力発電所(軽水炉)で燃料として使うプルサーマル計画の柱。この判断によって国のプルサーマル計画が大きく前進することになる。
MOX加工工場をめぐって青森県は01年、原燃から立地協力要請を受けたが、東京電力の原発損傷隠しや原燃の使用済み核燃料再処理工場での貯蔵プール水漏れ問題が起きて検討を中断。昨年12月から県はMOX工場立地受け入れに向けた検討に再着手していた。日本原燃は操業の安全性を高める体制を強化したと、県に報告していた。
青森県の工場立地に関する検討会は今年2月、知事に「安全性は確保できる」と報告したほか、原子力の産業界は今月13日に安全性を高める業界団体も設立する予定だ。これを受けて県はMOX工場の受け入れを表明することになった。
原燃の01年段階での計画では、MOX加工工場の建設費は約1200億円。09年4月の操業を予定していた。原燃では県の容認を受けて国に再度、事業許可申請を提出して着工時期などを調整する。
電気事業連合会は10年度までに全国16〜18基の原発でプルサーマルを実施すると表明しているが各地で反発が強く、計画は順調に進んでいない。
MOX加工工場はもともと、84年に電気事業連合会が青森県に立地協力要請した一連の核燃料サイクル施設に入っていなかった。核燃料サイクルは使用済み燃料を再処理してプルトニウムを取り出し、高速増殖炉で使う路線だったからだ。
高速増殖炉開発は原型炉「もんじゅ」(福井県)が事故を起こして止まり、MOX燃料を軽水炉で燃やすプルサーマル計画が核燃料サイクル政策の柱となった。
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