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検査漏れ、関電放置 美浜原発事故で調査報告書
http://www.asahi.com/national/update/0301/032.html
11人が死傷した関西電力・美浜原発3号機の蒸気噴出事故で、関西電力と三菱重工業は1日、事故原因の調査結果や再発防止策を盛り込んだ報告書を経済産業省などに提出した。その中で、関電は97年に別の原発で配管の検査漏れが報告されていたにもかかわらず、美浜3号機を含むすべての原発で同様の検査漏れがあるかどうかを確認していなかったことを明らかにした。メーカーの三菱重工は配管の検査部位のチェックを1人の社員が担当していたと説明、ともにずさんな管理態勢が事故を招いたことが改めて浮き彫りになった。
報告書などによると、事故の7年前の97年、配管の管理をしていた関電の子会社、日本アームの担当者が、高浜原発4号機の配管の検査漏れに気づいて現地の関電社員に報告。しかし、この社員は「検査漏れの危険性についての認識が甘く」(関電幹部)情報を上司に報告しなかった。この配管は美浜3号機で破損した配管と同種で、高浜4号機以外のすべての原発でチェックできていれば、事故は防ぐことができた可能性が高い。
関電によると、判明した検査漏れは11基で計42カ所。当初、配管検査を担当していた三菱重工は91〜95年に10カ所で発見したにもかかわらず、関電に報告していなかった。96年に検査業務を引き継いだ日本アームも、高浜4号機の配管を含む17カ所で気づきながら、高浜4号機以外は情報を提供しなかった。残りは事故後にわかった。
また、三菱重工、日本アームの両社とも、検査漏れが他の原発でも起きていないかどうか確認する作業を怠っていた。
一方、三菱重工は、自社が手がけた各地の原発で約6万3000カ所ある検査対象の部位を確認する作業を、たった1人のベテラン社員が担当し、「一時的に負荷が高い傾向にあった」などと説明した。
また、その後、同社製のほかの原発で、事故が起きた部位と同様な「減肉」が確認されたが、検査業務を引き継いだ日本アームに対しては「情報提供した」と指摘。ただし、検査対象が漏れていることについては、「当時認識していなかったため、伝えていない」と、情報提供が不十分だったことを認めた。 (03/01 21:35)
保安院が3日午前、総合資源エネルギー調査会(経済産業相の諮問機関)の事故調査委員会に報告した。
美浜事故をきっかけに、同社が技術基準値を無視して独自解釈で管理していた例が相次いで発覚した。交換のための材料を準備していると定期検査を終えるのが遅れるため、検査では基準を割り込むまで1年未満の予測だったり、すでに割り込んでいたりしても、約1年後の次回定検で交換するよう先送りしていた。コスト削減などを目指す社内風潮から、現場には稼働率を下げるような事態は避けたいという意識が強かった可能性がある。 (03/03 17:20)
原子力利用に対する国民の信頼は、99年に茨城県で起きた民間ウラン加工施設の臨界事故などによって失墜したとして、「信頼回復が直面する大きな課題」ととらえた。
04年夏の関西電力美浜原発(福井県)での蒸気噴出事故などについて、経過や対策を紹介。関係情報を分かりやすく提供し、国民の意見を十分踏まえて信頼回復に努めるのが重要だとしている。
旧通産省などによる核燃料サイクルのコスト試算が公表されていなかった問題は取り上げなかった。同委事務局は、現在進めている原子力開発利用長期計画の改定でこの問題は十分議論されていると話している。 (03/04 11:01)
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