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(回答先: 浜岡原発1、2号炉などの老朽化したものから廃炉していかなければ 投稿者 真理を愛する者 日時 2004 年 12 月 30 日 18:43:43)
「FRIDAY」2004.12.03号
M8級地震で死者2500万人!
「地震の巣」に建つ危ない原発全52基どうなる?
(略)
”安全保証”は実に非現実的な数字が並んでいるのだ。。例えば「最大規模の地震」をM6.5と想定しているが、阪神大震災ではM7.3だった。近い将来、起こることが確実視される東海地震では、M8.5クラスが想定されている。また、「起こりそうにないが万が一を考えて想定する地震」として資料に記されている加速度の限界値は、270〜600ガルだが、阪神大震災では833ガルを、中越地震ではなんと2515ガルを記録しているのだ。この現実とのズレはなぜ起きるのか。
実は、政府の策定した原発の安全墓準は1978年のものであり(1981年に、一部見直し)、阪神大震災などによる見直しは行われていないのだ。しかも当時は地震学がまだまだ途上の時期だった。そのような古すぎる基準を根拠に”安全保証”は行われているのである。
さらに問題なのは、多くの原発が老朽化していることだ。原発の耐用年数は30年とされるが、日本の原発のうち19基が70年代に運転を開始しており、すでに30年を超えているものも多い。
(略)
浜岡原発1号機は”古すぎる安全基準”ができる前の1967年に運転を開始。しかも、当時、東海地震という言葉はなかった。また、その耐震墓準はわずか600ガルであり、阪神大震災のような”立て揺れ地震”は想定されていない旧式のものだ。
神戸大学教授・石橋克彦氏はこう述べる。
「浜岡原発は、M8級といわれる東海地震の巨大な想定断層面の真上に設置されている。もし東海地震が浜岡原発に重大事故を引き起こして、大量の放射能漏れが生じれば、震災地における救助、復旧活動は不可能になると同時に、地震被害のために、原発事故処理と住民の避難も困難になる。浜岡から200km離れた東京周辺の何百万人という住民でさえも避難を余儀なくされるでしょう」
浜岡原発に溜まる放射能の量は、1年間で広島型原爆の2500〜3600発分になる。京都大学原子炉実験所・小出裕章氏のシミュレーションでは悲惨すぎる数字がはじき出された。
「浜岡1〜4号機すべての原子炉が大事故を起こした場合、最大で43万8788人が急性障害で死亡し、2496万人がガンで死亡する」
つまり、日本国民の5分の1が死ぬのだ。また、避難が必要な地域は、朝鮮半島、中国、ロシアまで拡大するという。このまったく新しいタイプの、自然+人為災害は「原発震災」と呼ばれている。
はたして政府はどれほど原発の危険性を認識しているのだろうか。経済産業省原子力安全保安院の職員の答えには唖然とさせられた。
「われわれは法にのっとってやっておりますので、想定外のことをおっしゃられてもお答えのしようがありません」
現在、「原発震災」への対策はほとんどなく、管理する側の危機意識もゼロだ。一刻も早い対策の確立が望まれる。