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シニカルな笑いを交え原発問題を風刺した映画「東京原発」(02年、山川元監督)が県内各地で自主上映された。映画を見て、改めて原発について考えさせられた。
「東京に原発を誘致する」。役所広司さんがふんする都知事の一言で、ドタバタ劇が始まる。ばく大な交付金や経済効果を盾に誘致を説くが、地震対策や放射性廃棄物など難題も次々と浮かび上がる。
配給元の県映画センターによると、8月以降、原発計画で揺れる上関町を含む13市3町で上映され、約4000人が足を運んだ。監督自ら「書店に並ぶ本に書かれた内容」と話すように、新事実が語られるわけではないが、観客の心はつかんだようだ。
寄せられた感想の多くに「原発を身近な問題として考えたい」とあった。政治的な問題を避けたがる「積極的な無関心層」(山本末男・センター代表)の意見でこうだ。
一方、当事者はどうか。反対運動を続ける祝島漁協の山戸貞夫組合長は「原発の是非を考える判断材料になる」と推薦。現地の中電幹部は「まだ見ていない」。柏原重海町長はどうか。「感想はない。私は評論家ではないから」とそっけない。
映画の中に「原子力政策は国民誰もが見える土俵で議論すべき」とのせりふがある。県民は150万人。観客4000人は寂しすぎないか。
12月24日朝刊
(毎日新聞) - 12月24日17時20分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041224-00000096-mailo-l35
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/nuclear_fuel/