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六ヶ所再処理工場稼働阻止のための全国署名」開始
ENVIROASIAに掲載
http://www.enviroasia.info/japanese/index_j.php3?status=n_view&w_num=1977&c_cd=J
原発の使用済み燃料を再処理してプルトニウムを取り出し、再び燃料に使うという核燃料サイクル政策は、日本が原子力開発の初期の段階で定めた政策です。そのための民間の大規模な再処理工場が青森県の六ヶ所村に建設中で、まもなく試験運転に入ろうとしています。
これに対して「止めよう再処理!青森県実行委員会」は世界の皆さんに日本の再処理工場と止めるための署名運動を呼びかけています。誰でも署名できます。署名用紙はホームページにあります( http://cnic.jp/files/stop-sig.pdf )。集まった署名用紙は「止めよう再処理!青森県実行委員会」までお送りください。
(住所:〒030−0811 青森市青柳1−3−14 (財)青森県社会文化センター内)
一昨年の署名運動では国内を中心に100万名の署名が集まりました。しかし、再処理批判の議論は相当に巻き起こってきましたが、まだまだ再処理を止める力にはなっていません。今回の署名運動の呼びかけは一昨年に続くもので、さらに、署名の輪を広げたいと考えています。
なぜ、再処理工場を止めたいのか。第一に、放射能による環境汚染があります。再処理工場からは原発1年分の放射能を1日で放出すると言われるほど、大気中や海へ放射能を日常的に撒き散らします。環境へ出た放射能はめぐりめぐって私たちの体内に戻ってきます。子供たちの未来が心配です。海外の再処理工場の周辺でもガン発生率の増加が指摘されています。事故時の放射能放出も心配です。放射能の毒性は何十万年と続くからです。
第二に、この工場では毎年5トンものプルトニウムが取り出されます。それらは隣接工場(これから建設)で燃料に加工されることになります。ですから、この地域には常に10トンほどのプルトニウムが保管されていることになります。事故は言うまでもありませんが、核物質防護の観点からも大きな不安が残ります。
第三に、プルトニウムは核兵器に転用が可能なものです。日本の核武装を肯定する発言をする政治家がいます。少なくとも、プルトニウムを日常的に取り扱うことから、いざとなれば、数ヶ月で核武装ができるような技術を手にすることになるでしょう。
これを日本の既得権という学者もいます。アメリカは朝鮮半島の国々に対しては再処理を禁止し、日本には了解するという二重基準を使っていますが、これでは東北アジアの緊張を高めるばかりではないでしょうか。そんなことまでして再処理が必要なのか? いえ、必要ありません。費用は膨大にかかりますが、たかが電気を作るための施設です。電気をつくるための方法は、他にいくらでもあるのです。
(参考URL)
止めよう六ヶ所再処理工場HP
http://cnic.jp/rokkasho/
http://cnic.jp/journal/archives/000133.html
http://cnic.jp/journal/
私たちは、六ヶ所再処理工場を動かさないよう訴えます。
危険!プルトニウムを貯めて何に使うの?
被害が起きる前に皆で反対しましょう!!
いま、青森県の太平洋岸に位置している六ヶ所村に、使用済み核燃料の「再処理工場」が建設されています。
これは、原子力発電所で燃された後の核燃料を溶かし、燃え残りのウランとプルトニウムを、高レベル放射性廃棄物と分けて取り出す工場です。
近くウランを使った試運転に入り、来年四月には実際の燃料を使う本格的な試運転の開始が計画されています。
いったん工場が運転され、放射能で汚染されてしまうと、後始末はとてもやっかいなものになります。
そうなる前に止めたい、というのが私たちの願いです。
再処理工場は、ウランとプルトニウムを回収して、ふたたび発電に利用するためのものといわれていますが、プルトニウムを使った発電は、ふつうの原子力発電所よりさらに危険です。このため、反対の声が大きく、未だに実現していません。ウランについては、本格的な利用計画すらありません。
この時代に、使いみちのないプルトニウムを貯めておけば、「日本は核武装をするつもりか」と世界のひとたちから疑いの目でみられ、対抗して核武装をする国をつくりだしかねません。
使えないものをつくる必要はないのです。
再処理工場が一日動くと、原子力発電所一年分の放射能が出るといわれています。ふだんから地域を汚染し、いったん大事故が発生すれば、地球規模の被害をもたらします。
この再処理工場の総事業費は、十一兆円にものぼると試算されています。
いま建設を中止すれば、三分の一か四分の一くらいの無駄ですみます。
それでもたいへんな額ですが、危険なことは一刻もはやくやめるのが賢明というものです。事業をつづければ、さらに巨額な費用がかかり、働く人を被曝させ、地域を放射能で汚染し、大事故ばかりか核拡散の危険をつくり、将来に禍根を残します。
この再処理工場の建設をただちに止めることこそ、日本の将来の平和を保証し、子どもたちを守ることなのです。
二〇〇四年四月
宇井純、宇沢弘文、奥平康弘、鎌田慧、小室等、澤地久枝、土本典昭、暉峻淑子、中川李枝子、灰谷健次郎、広河隆一、広瀬隆、松谷みよ子、道浦母都子、森詠、山崎朋子、山中恒、湯川れい子