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12/14 18:10 中国が原子力公社設立へ 今後の原発増強に対応
【北京14日共同】十四日付の中国英字紙チャイナ・デーリーは
、中国政府が原子力発電強化のため新たに原子力発電技術公社を設
立する準備を進めていると伝えた。
電力不足に悩む中国は二〇二〇年までに原発の発電能力を現在の
五倍以上の三千六百万キロワット程度に増強する方針を打ち出して
いる。このためには現在稼働中の九基に加え、毎年百万キロワット
級原発二基を建設する必要があり、外国技術の導入などに向け国家
原子力機構の下に専門の技術部門をつくることになったとみられる
。
中国のことしの年間電力需要は、9%程度の経済成長率を大きく
上回る14―15%増の二兆一千六百億キロワット時に達する見通
し。来年も10%程度の伸びが予想される。電源の七割を石炭火力
が占めるため大気汚染面でも原発増強が急務になっている。現在の
原発の合計出力は発電設備全体の1・4%にすぎず、二〇年に4%
程度に高まる見通し。
チャイナ・デーリーによると、中国の原発市場拡大に向け外資の
参入も活発化、米国、フランス、ロシアの三社が計画中の百万キロ
ワット級原発四基の設計・建設に応札しており、来年二月に決定す
る見通しという。
20041214 1810
[2004-12-14-18:10]