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新潟県中越で震度5強 原発が停止、新幹線運転見合わせ
http://www.asahi.com/national/update/1104/004.html
4日午前8時57分ごろ、新潟県三島町などで震度5強の地震があった。同県中越地震の余震とみられる。この揺れで東京電力柏崎刈羽原発の7号機が緊急停止した。不通区間のうち燕三条―長岡間で同日運転を再開した上越新幹線は、この余震で運転を見合わせた。関越自動車道は通行止め区間が一時広がり、北陸自動車道も一部で通行止めになった。被災地は断続的に雨が降り続き、寒気を伴った低気圧の影響で4日夜まで雨が降りやすい状態が続く。
柏崎刈羽原発には7基の原子炉がある。停止したのは7号機(同県刈羽村)だけで、定期検査中の4号機を除く他の5基は運転を続けている。
またJR信越線は東三条―長岡、柏崎―柿崎で、越後線は柏崎―寺泊で運転を一時見合わせた。ほくほく線(六日町―犀潟)も特急などを止めて安全を点検している。
県の調べでは、山古志村などにできている「天然ダム」に午前9時半時点で異常は見られない。4日から再開した100近い小中高校などに被害はなかった。
気象庁によると、各地の震度は三島町、越路町で震度5強、小千谷市、小国町などで震度5弱、長岡市、柏崎市、十日町市で震度4を観測するなど広い範囲で揺れがあった。震源は同県中越地方で、地震の規模はマグニチュード5.2、震源の深さは約18キロと推定される。
震度5弱以上の余震は15回目で、震度6弱を観測した10月27日以来。
身体に感じる地震は2日が12回、3日は21回。4日は午前6時までに震度2が1回と少なくなっていた。
気象庁は「今回の地震は余震域の北の端。余震は減っていくとみられるが、今後もマグニチュード5(震度5クラス)が起きる可能性は高い。雨や地震で地盤が緩んでおり、土砂崩れや家屋の倒壊には注意が必要」と呼びかけた。
(11/04 11:12)