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(回答先: Re: 確か1次審査の担当者は・・・・ 投稿者 木田貴常 日時 2004 年 9 月 15 日 15:12:45)
実は根の深いJCO臨界事故
http://www.daichi.or.jp/pc/tomeyou/030403topics.html
NHKスペシャル「東海村臨界事故への道」
望月彰さん(JCO臨界事故調査市民の会)
http://www.jcan.net/tanpoposya/irori79.htm
先日放送されたNHKスペシャル「東海村臨界事故への道」の中で、動燃から科技庁に出向して1984年に事故が起きた転換試験棟の安全審査をした吉田守審査官は、ついに事故の原因にかかわる決定的な証言をした。許可条件では、硝酸ウラニル溶液は40リットルまとめてしまうと臨界になるので、4キロリットルずつ扱うことに決まっていたのだが、動燃が「40リットルまとめて均一化してほしい」とJCOに注文したために、JCOの作業者が沈殿槽に40リットル入れて臨界事故になった。しかし、吉田守氏は「均一化は必要なかった」と番組で証言した。
私たちは今まで動燃の責任を追及してきたが、ついに相手がこの内容を認めてしまった。動燃の「40リットルまとめてやってください」という注文は法律違反だというところを、あとは文部科学省や原子力安全委員会に認めさせればいいという段階に来た。
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=51
臨界事故・隠されてきた深層
−揺らぐ「国策」を問い直す
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http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/00/0/0093320.html
http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0093320/top.html
原子力資料情報室/岩波ブックレット/480円+税/64頁
JCO臨界事故総合評価会議
http://cnic.jp/jco/jcac/
は臨界事故の原因について調べてきました。その成果のポイントを広く共有できるよう紹介したのがこのブックレットです。
99年12月に緊急出版した『恐怖の臨界事故』(岩波ブックレット)
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/00/4/0091960.html
では、事故原因について少ない字数しか割けませんでしたが、今回は原因論について全面的に展開しました。
特にウラン溶液の製造を許可した転換試験棟の安全審査については、どんな力学のもとで危険な作業が黙認されていったのかを詳しくたどりました。
臨界事故への条件が、動燃と科技庁によるプルトニウム利用(特に高速増殖炉と再処理)の裾野で整っていった過程も追跡しています。
そしてなぜウラン溶液を「沈殿槽」に入れてしまったのか、という大きな疑問についても、事故調査委員会の事務局をつとめた科技庁が触れたくなかったに違いない、ひとつの理由が浮かび上がってきたのです。
「東電事件」とおなじく原発の検査の実態を露呈した美浜3号事故を受けて『検証 東電原発トラブル隠し』(同)
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/00/0/0092820.html
も重版になりましたので、なぜ臨界事故を上回る被害を伴う事故をふせげなかったのか、続発する事故の背景を議論する材料になればと思います。
JCO裁判による無数の文書や証言があぶり出したのは、あまりに空洞化した「安全」の実態でした。美浜事故についても長期間にわたる刑事捜査・裁判が行われていくでしょうが、臨界事故や東電事件の教訓が真剣に考慮されていればこんなことは繰り返されなかったのではと思われてなりません。
JCO臨界事故総合評価会議の報告会は9月25日午後、江戸東京博物館で開催する予定です。
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=49