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http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040901k0000m040154000c.html
関西電力は31日、福井県高浜町の高浜原発4号機(加圧水型、出力87万キロワット)で30日に放射能を含む水が海水への放水口から漏れたと発表した。4号機は定期検査中。当時、使用済み核燃料プールの冷却系統の水を抜き取る作業中で、関連を調べている。漏れたのは微量で、環境への影響はないという。
関電によると、30日午後6時45分ごろ、タービン建屋地下にある排水槽の一つで放射線量の上昇を示し、午後7時ごろ通常の4倍以上になった。さらに、別の排水槽でも放射線量が急上昇したため、午後7時半ごろまでに各排水槽から放水口への排出を停止した。
同日午前から使用済み核燃料プールの冷却系統の水の抜き取り作業をしていたが、この水は本来放射能を含んでおらず、系統の一部でプールの水が漏れて流入した可能性があるという。放水口から漏れた放射性物質の量は約30万ベクレルで、年間規定の約50万分の1としている。【日野行介】
毎日新聞 2004年8月31日 23時10分