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(回答先: 8/11美浜事故関電交渉報告速報 4名の死亡について、責任を認めない関電 [美浜の会] 投稿者 なるほど 日時 2004 年 8 月 13 日 00:42:32)
関西電力美浜原発3号機の蒸気噴出事故で、原子力安全委員会と旧通産省資源エネルギー庁が2000年、同原発の主要機器の保守管理を「適切」と評価していたことが明らかになった。
経済産業省原子力安全・保安院が12日、原子力安全委員会にこの事実を報告した。
当時、エネ庁や原子力安全委員会が関電の検査漏れに気付いて是正を促していれば、今回の事故は防げた可能性が高く、原子力安全規制のあり方が改めて問われそうだ。
配管が破損して蒸気が漏れた部分は、管の内部から厚みが摩耗する「減肉」が起きやすい要注意個所だった。しかし、検査対象リストから漏れていたため、関電は運転開始から28年間、1度も配管の厚みを検査していなかった。
ところが、関電は2000年5月、エネ庁に提出した「定期安全レビュー報告書」の中で「減肉が予想される配管については、計画的に厚みを測定しており、異常な減肉は認められていない」と説明。エネ庁は検査漏れの有無をチェックせず、報告書をうのみにし、原子力安全委員会に「関電は主要な機器の劣化などの特性を把握して、設備の健全性の維持向上のための対策工事をきっちりやっている」と報告、了承されていた。
(2004/8/13/00:44 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040812i114.htm