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★下請けへ責任転与する関電に原子力を扱う能力なし
メルトダウンでなくてよかったね
関電と下請け、点検巡り主張が対立…美浜原発事故 (読売新聞)
福井県の関西電力美浜原子力発電所3号機で配管が破損し11人が死傷した事故で、破損個所が点検リストから漏れている情報が、昨年4月から11月までの7か月間、下請け会社から関電に伝えられなかったことについて、下請け会社は「点検個所の重要な判断は関電が行っており、責任は関電にある」と主張していることが明らかになった。事故は、両者の判断の空白地帯で発生した可能性が高くなった。
破損部分の管の検査について、関電は、点検を請け負う「日本アーム」(本社・大阪市)が昨年4月時点で登録漏れを関電に伝えていれば、昨年5月からの定期検査で管の摩耗を発見し、今回の事故を防ぐことが可能だったと説明。「日本アームが7か月も情報を放置したことが問題だ」としている。
ところが日本アーム側は、破損個所が点検リストに含まれていないことは昨年4月に気付いたが、「登録すべき主要な点検個所は関電が決定することになっており、当社で判断は行わない契約になっている」(同社総務部)と説明している。
日本アームは毎回の定期検査で、400〜500か所の配管の肉厚を超音波で測定しており、「定期検査へ向けた営業活動の一環としてこの部分の点検を提案しただけ。緊急性は感じていなかった」(同)と話している。
破損個所を含む2次冷却水の配管の管理システムは1989年、三菱重工業が、関電の原発11基に共通する管理システムとして作成した。美浜3号機の主要な点検個所のリストは91年に完成させたが、この時点ですでに破損個所は検査対象から漏れ、関電もこれを見逃していた。
日本アームは96年に三菱重工から点検を引き継ぎ、管理システムは自社開発したが、三菱重工の点検リストをそのまま使用したため、検査対象漏れも引きずる形になったという。
[ 2004年8月11日14時41分 ]