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月額最大161円値上げ 電力9社、10―12月分 [中日新聞]
http://www.asyura2.com/0403/genpatu2/msg/288.html
投稿者 なるほど 日時 2004 年 7 月 29 日 23:14:51:dfhdU2/i2Qkk2
 

(回答先: 古美術品6億円購入で辞任中部電力(太田宏次)会長が入れ揚げた美人古美術商[日刊ゲンダイ] 投稿者 なるほど 日時 2004 年 7 月 28 日 22:19:10)

月額最大161円値上げ 電力9社、10―12月分 原油高が家庭にも影響

 電力10社は29日、10―12月分の料金改定を発表した。うち9社は、原油高などで標準家庭(4人)の月額料金が42―161円値上げとなる。東京電力だけは原子力発電所の運転再開に伴いコスト上昇分を吸収できるため、10月から値下げする。原油高騰による一般家庭への影響が拡大してきた。

 原油価格や為替動向などを4半期ごとに料金に反映させる原・燃料費調整制度に基づく改定。都市ガス4社も液化天然ガス(LNG)の価格上昇を受け、大阪が59円、西部が58円の値上げし、東京と東邦は据え置く。

 電力の値上げは4―6月の原油、石炭、LNGの平均価格が、1―3月に比べていずれも上昇したため。為替も1ドル=109円と2円の円安となり、コスト増加要因となった。原油価格の上昇率は円換算で12・7%。

 電力10社のうち、沖縄電力は発電量に占める石炭火力の割合が約7割と高く、石炭価格の上昇率が30・0%だったため、値上げ幅は最も大きい161円。これは1997年4―6月の225円に次ぐ大きさだ。

 調整制度に基づくコスト上昇分は、2001年10―12月以来、3年ぶりに10社すべてがプラスとなった。

 ただ東電は原発の稼働再開が進み、10月からの値下げを5月に発表済み。電気事業連合会は、東電のコスト上昇分は原発稼働で吸収できるとしている。

 都市ガスは、主原料のLNG価格が上昇したことから、使用割合が高い大阪、西部の2社が大きく影響を受けた。

http://www.chunichi.co.jp/00/detail/20040729/fls_____detail__067.shtml



http://env01.cool.ne.jp/ss04/ss042/ss0421.htm より

【石油枯渇の恐怖】

 石油は人類の発見した最良の動力資源となったが、いずれ石油資源の枯渇でこの文明は消滅するという恐怖に人々は捕らえられた。そこで、石油が枯渇しても、この文明を維持するために石油代替エネルギーの開発が提案され、ただちに実行に移された。
 原発は、1960年代に『石油は30年で枯渇する』という理由で推進された。この30年という数字を可採年数というが、現在、すでに30年は過ぎ去ったのに石油は枯渇していない。そればかりか、石油を大量に消費したのにこの可採年数は逆に増えて43年になっている。
 可採年数とは、原油の確認埋蔵量を年間使用量で割った値である。確認埋蔵量の定義は、現在の技術と現在の価格で採油可能な量である。石油を使ったのに可採年数が増える理由は、採掘技術が向上したからである。
 ところで、価格は需要と供給の関係で決まる。石油を欲しいと思うと価格が上がり、蓋をしていた井戸から石油が出てくる。つまり、確認埋蔵量とは、欲しいと思うと出てくる量であった。
 石油は当分枯渇しないだけでなく、そもそも原発は石油の代替ではなかった。それは、発電所の建設やウラン燃料の製造に石油を大量消費するからである。「石油を用いて石油代替エネルギーを生産する」ことは自己矛盾である。同様に、核融合発電も、仮に実現したとして、石油がなければ発電装置は作れないから、石油代替ではない。
 現在、発電単価は、kwhあたり火力が4〜6円で、原発はその倍の8〜11円である。これらの発電は科学技術を駆使している。つまり石油を消費することにより成り立つ。したがって、原発の単価が高いということは石油の消費量が多いことを意味していて、石油の有効利用にもなっていない。
 そして原発は放射能を残す。これを管理する期間は数十万年であって、この管理を押し付けられる子孫は石油を消費して作業しなければならない。しかし、石油が枯渇すれば、どのようにしてこの放射能を管理するのだろうか。

【利用の進む天然ガス】
 原油採掘のとき焼却廃棄していた石油天然ガスが、パイプラインや液化により運べるようになった。天然ガスによりガスタービン(ジェットエンジン)を回し、その余熱で蒸気タービンを回す発電方式も採用されて、天然ガスは重油、石炭を追い落とし、定置用動力源として利用されるようになった。
 この発電効率は50〜60%と高く、温排水をほとんど出さないし、公害も少ないから、都市の中に300万キロワット級の発電所を建設できるようになって、遠距離送電の必要がなくなった。しかも、効率をほとんど変えずに出力調整が可能で、高価で環境破壊となる揚水発電所も必要としない。
 サハリンには大量の天然ガスが存在し、これが海底パイプラインで日本各地に配給される日は近い。そして、日本の周辺の海底にはシャーベット状のメタンハイドレートの下に天然ガスが存在し、浜松沖と三陸沖で試掘に成功している。
 まとめると、天然ガスを含む石油資源はこれから先100年程度では枯渇しない。したがって、原発は高価でやっかいだから、日本を除く先進国では、原発の廃止は常識となっている。

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