現在地 HOME > 掲示板 > 原発 劣化ウラン フッ素2 > 192.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
関西電力は6日、定期検査中の福井県大飯町、大飯原発3号機(加圧水型炉、118万キロ・ワット)で、原子炉圧力容器の上ぶたにある制御棒を収めた管の周囲から、微量の1次冷却水が漏れていたと発表した。
加圧水型の圧力容器からの水漏れは国内で初めてで、溶接部か管にひび割れが発生したとみられる。環境への放射能漏れはなかった。
大飯3号機は1991年運転開始。劣化によるひびだとすれば、運転開始から27万時間程度(30年以上)は生じないという関電の予測より10年以上早く、同社は詳細な検査で原因を究明する。
圧力容器上ぶたには70の管が通っており、4日、うち1か所の上ぶたとの溶接部付近に、1次冷却水中のホウ酸が白く付着しているのが見つかった。別の管にも白い付着物があった。
上ぶたからの冷却水漏れは1990年代以降、フランスや米国などで30件以上発生。溶接時の熱で材料がひずみ、高温でひびができる応力腐食割れが原因だった。関電は原発11基のうち7基で、ひび割れに強い材質の上ぶたに交換したが、大飯3号機は未交換で、割れが起きにくいよう上ぶたの温度を下げていたという。
(2004/5/7/00:25 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040506i315.htm