現在地 HOME > 掲示板 > 原発 劣化ウラン フッ素2 > 184.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
青森・六ケ所再処理工場 核燃料搬入6月にも再開[河北新報]
http://www.kahoku.co.jp/news/2004/04/20040429t11035.htm
--------------------------------------------------------------------------------
青森県の三村申吾知事は28日、県庁で記者会見し、六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場の不正溶接問題で、事業者の日本原燃が凍結している燃料搬入の再開を認めることを正式に表明した。原燃は早ければ6月までにも搬入を再開する。全国の原発から搬出が止まった2002年12月から、約1年半ぶりとなる。
会見に先立ち、三村知事は原燃の佐々木正社長と会談。三村知事が搬入再開の条件として求めた常設の外部監視機関設置など5項目を、佐々木社長が了承したため容認する判断を下した。
三村知事は「短い言葉では説明できない。総合的に判断した。理解してほしい」と述べた。その上で、これまで県議会や市町村長らの意見を聞き、プルサーマル計画を含めた国の核燃サイクル政策に変更がないことを確認した上での判断だと強調した。
ただ、三村知事は、今後、再処理工場で行うウランを用いた試運転「ウラン試験」の前提となる安全協定の締結について「手続きの検討に入る」と述べ、搬入とは切り離して慎重に進める考えを示した。
三村知事が常設の監視機関設置以外に原燃に要請したのは(1)県民に分かりやすい情報公開(2)トラブル発生時の適切な対応策の検討(3)下請け会社を含む従業員の倫理観の構築(4)安全・安心文化の構築―の4項目。
一方、東京電力がむつ市に計画する使用済み燃料中間貯蔵施設や、原燃のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料加工工場の県への立地要請について、三村知事は「今のところ全く視野にない」と述べるにとどまった。
[使用済み核燃料再処理工場の不正溶接問題]使用済み核燃料貯蔵プールで2001年7月、水漏れが発生。日本原燃がプールを含め工場全体を点検した結果、291カ所に上る不正溶接が見つかり、同年11月を最後に搬入を中止した。プールは補修を終え、今年1月に国の使用前検査に合格。3月には「妥当」と評価した。
2004年04月28日水曜日