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玄海原発での実施を決定 九電、プルサーマル計画
九州電力は28日午前、取締役会を開き玄海原発(佐賀県玄海町)3号機でのプルサーマル計画実施の方針をを決めた。同日午後、松尾新吾社長らが地元佐賀県の古川康知事と玄海町の寺田司町長に計画への住民の理解を得るための説明会開催などを申し入れる。
同計画はプルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)燃料を軽水炉で燃やすもので、関西電力が高浜原発(福井県高浜町)での実施へ向け、フランス核燃料会社(COGEMA)と燃料加工契約を結んでいる。九電の計画実施が決まれば全国で2例目となる。
九電は以前から、公式には2010年までに玄海か川内原発(鹿児島県川内市)の原子炉1基で同計画を実施するとしてきた。しかし川内原発では3号機増設問題や、川内市の合併などがあり地元の理解が得にくいと判断、地元と良好な関係にある玄海原発で実施する方針を事実上固めていた。早ければ08年にも実施したい意向だ。(共同通信)
[4月28日12時19分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040428-00000114-kyodo-soci