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経産省の合同会議で核燃料サイクル見直し論相次ぐ [朝日新聞]
http://www.asahi.com/business/update/0408/001.html
日本の原子力政策の柱である核燃料サイクル計画について、経済産業省のエネルギー環境合同会議で7日、見直しを求める意見が相次いだ。同会議は、30年までのエネルギー・環境政策を決めるために、総合資源エネルギー調査会と産業構造審議会(いずれも経産相の諮問機関)で構成。6月に中間報告をまとめる。見直し論が経産省の足元にまで及んだことは、今後、波紋を広げそうだ。
同サイクル計画は、原発(軽水炉)の使用済み核燃料を再処理してプルトニウムを取り出し、原発で再利用(プルサーマル計画)する路線。
合同会議で、茅陽一・総合資源エネルギー調査会会長は「プルサーマル計画の停滞や、高速増殖原型炉『もんじゅ』の高裁での設置許可無効判決などを考えれば、今までの流れで推進しようということでは答えが出ない」と主張。何らかの革新的な原子力技術を導入しないと、行き詰まるという見通しを示した。
寺島実郎・日本総合研究所理事長は「青森県六ケ所村で建設中の使用済み燃料再処理工場は、40年近く前の技術」と、安全、採算面での疑問を提示。また、「核不拡散を徹底しようとしている米国は、日本の再処理に神経質になっているのではないか。熟慮して意思決定すべきだ」と訴えた。
原子力政策の根幹の原子力開発利用長期計画についても、国の原子力委員会が来年の改定に向けて専門家から意見を聴取しているが、やはり核燃サイクル計画への異論が相次いでいる。
(04/08 00:39)